「天使」という存在をご存じだろうか。
どこかにふわりと漂っていそうな“天使のアンリさん”。
やさしいけれど、ちょっとおっちょこちょいだ。
つい先日はカバンをどこかに置き忘れ、一日中探し回っていた。
そんなアンリさんに、また新事件が起きた。
――そう、「日記」がない。
毎日こつこつ書いているのに、いつもの場所に見当たらない。
「え、あれ? 確かここに……」
本棚のいちばん下をのぞくと、この間の雷のせいで棚板の奥に小さな穴が開いていた。
その下には、ふわっと雲が流れ、下界の屋根がちらりと見える。
「……あ、落ちたなこれ」
アンリさんは天界パスポートを首から下げ、急いで“地上行きエレベーター”へ向かった。
「ふぅ〜、間に合った……」
とひと息つくと、隣の人に声をかけられた。
「何かお急ぎですか?」
見ると、色とりどりの飾り羽根をつけた、やたら楽しそうな“フェス好きのお姉さん”が立っていた。
手にはキラキラしたリボンスティック。
その姿を見て、アンリさんは気付く。
「……あれ? これ、地上行きじゃなくて“フェス会場行き”の便だ……!」
こうしてアンリさんの“ちょっとにぎやかな一日”は、まだまだ続くのであった。
どこかにふわりと漂っていそうな“天使のアンリさん”。
やさしいけれど、ちょっとおっちょこちょいだ。
つい先日はカバンをどこかに置き忘れ、一日中探し回っていた。
そんなアンリさんに、また新事件が起きた。
――そう、「日記」がない。
毎日こつこつ書いているのに、いつもの場所に見当たらない。
「え、あれ? 確かここに……」
本棚のいちばん下をのぞくと、この間の雷のせいで棚板の奥に小さな穴が開いていた。
その下には、ふわっと雲が流れ、下界の屋根がちらりと見える。
「……あ、落ちたなこれ」
アンリさんは天界パスポートを首から下げ、急いで“地上行きエレベーター”へ向かった。
「ふぅ〜、間に合った……」
とひと息つくと、隣の人に声をかけられた。
「何かお急ぎですか?」
見ると、色とりどりの飾り羽根をつけた、やたら楽しそうな“フェス好きのお姉さん”が立っていた。
手にはキラキラしたリボンスティック。
その姿を見て、アンリさんは気付く。
「……あれ? これ、地上行きじゃなくて“フェス会場行き”の便だ……!」
こうしてアンリさんの“ちょっとにぎやかな一日”は、まだまだ続くのであった。


