悪徳令嬢リベリオン

ヒューマンドラマ

神楽堂/著
悪徳令嬢リベリオン
作品番号
1784816
最終更新
2026/06/21
総文字数
31,783
ページ数
5ページ
ステータス
完結
いいね数
0
『悪徳令嬢リベリオン』

 皇城院麗華、二十八歳。日本最大の財閥・皇城院グループの令嬢にして、社交界で「悪徳令嬢」と恐れられる女。冷酷、傲慢、非情――そう呼ばれながら彼女は、腐敗した企業を次々と標的にしていく。
 慈善晩餐会の席上、麗華は老人ホームを食い物にする貧困ビジネスの王・榊原義道を公衆の面前で糾弾する。内部告発資料をスクリーンに映し出し、警察・国税・金融監督庁を同時に動かし、株式の過半数を密かに取得して経営陣を一夜で全員解任する。破壊するだけでなく、施設の再建計画を既に用意していた。その手法は冷酷だが、結果として弱者が救われる。それが彼女の流儀だった。
 次の標的は若者を奨学金返済で追い詰め、系列工場へ違法に拘束するライフ・アシスト・ファイナンス。生放送番組に乗り込み、代表の内部録音を全国に流して一気に追い込む。だが企業解体の余波で無関係な八百人が職を失う。麗華は「計算が足りなかった」と認め、失業者全員の再雇用と職業訓練校の設立を発表する。父・宗一郎との対話で、麗華の真の目標が示される。個別の悪を潰すのではなく、搾取の「構造そのもの」を書き換えることを目指す。
あらすじ
 腐敗した社会を、悪名で買い叩く。
 貧困ビジネス、違法金融、財閥の暗部――皇城院麗華は、社交界が生んだ「悪徳令嬢」の名を武器に、腐り切った構造を次々と破壊する。冷酷で傲慢、法すら越える怪物。だが彼女が壊した場所には必ず何かが建つ。人が立てる床が生まれる。
 正義のためではない。善意でもない。ただ、母が笑っていた街を取り戻したかった。それだけの女が、日本経済の根を揺るがす革命を起こす。

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