あと3回の席替えで、君に伝えたいこと

BL

あと3回の席替えで、君に伝えたいこと
作品番号
1784588
最終更新
2026/06/18
総文字数
1,962
ページ数
1ページ
ステータス
未完結
いいね数
0
高校二年生の春。

教室の片隅で静かに過ごす湊は、席替えのたびになぜか学校一の人気者・蒼真の近くになる。

たまに話すくらいの関係なのに、席替えの結果が出るたび、少しだけ嬉しくなる。

くじを引く瞬間。

修学旅行のバスで偶然隣になった時間。

文化祭準備で日が暮れるまで残った放課後。

突然の雨に、一本の傘を分け合った帰り道。

卒業アルバム用の写真撮影で並んだ一瞬。

そんな何気ない出来事のひとつひとつが、いつしか特別な思い出になっていく。

けれど蒼真はいつも友人たちの輪の中心にいて、湊はその少し外側にいる。

近くにいるのに、遠い。

手を伸ばせば届きそうなのに、届かない。

そんなある日、担任が何気なく言った。

「このクラスで席替えできるのも、あと三回だな」

その言葉と同時に、湊は気づいてしまう。

終わらないと思っていた高校生活にも、終わりがあることを。

そして、蒼真を好きになってしまったことを。

あと三回。

君の隣になれるかもしれない、そのわずかなチャンスの中で――

僕はこの想いを伝えられるだろうか。

目次

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