──校舎の一番奥、あまり誰も近づくこともない場所に、それはあった。
『写真部』と、赤茶けた破れかけの紙が貼られた扉の前で、僕は大きく一つ息を吸い込んだ。
そうして意を決してガラリと引き戸を開けると、放課後の西日に照らされて作業台に向かう、一人の制服姿が目に入った。
戸が開いた音に、その人が驚いたように顔を上げてこちらを見る。
それから、訝しげに片眉を引き上げると、「何か用か?」と、低い声を発した。
「……入部しに来ました」
口にして、頭を下げた僕を、
「……はっ? ふざけんな」
さらに不機嫌そうに、その人は一蹴した。
『写真部』と、赤茶けた破れかけの紙が貼られた扉の前で、僕は大きく一つ息を吸い込んだ。
そうして意を決してガラリと引き戸を開けると、放課後の西日に照らされて作業台に向かう、一人の制服姿が目に入った。
戸が開いた音に、その人が驚いたように顔を上げてこちらを見る。
それから、訝しげに片眉を引き上げると、「何か用か?」と、低い声を発した。
「……入部しに来ました」
口にして、頭を下げた僕を、
「……はっ? ふざけんな」
さらに不機嫌そうに、その人は一蹴した。
