【二章】
私は、マインと一緒に騎士科の教室に入った。もう、ほとんどの生徒が教室の中に入っていた。
「うわ、やっぱり男子ばっかり…」
マインがボソッと呟いた。
教室に入った途端、一斉にこちらに目が向けられた。
「ねえ、あの子女子なのにあんなに水晶を光らせてた子じゃない?」
「女子はだいたい適性が弱いから後方支援が主なのに…」
「あんなに強い光だったら、男子に混じって前線じゃない?」
「かわいそーw w」
様々な声が聞こえてくる。エルナはその目から逃れるように俯いた、いや、俯くしかなかった。その時、
「気にしなくていいよ」
マインが私にだけ聞こえる声で言い、私の手をギュっと握った。
「言う人には言わせとけばいい。どうせ女子に負けたから悔しいだけでしょ。やっかみなんてダッサ!」
今度は周りにわざと聞かせるようにマインが言った。
(結構言うな… 交戦的… でも、嬉しい!)
それを聞いて周りの人たちは気まずそうに一斉に視線を逸らした。
「ありがと」
「大丈夫。気にしなくていいと思うよ。さっき会ったばっかりだけどエルナはいい子だと思う。私の勘かな。席、座ろ!」
マインに手を引かれ、エレナはマインと一緒に教室の後方の席に座った。
すると
「ふっ」
前の席の赤髪の男子が小さく笑い、楽しそうに後ろを振り向いた。
「あはは きみ、結構言うね!最高! …さっきは災難だったな。エルナ・アイゼンだったっけ?俺はレイン・フォレスト。さっきの光はすごかったね」
「名前、覚えてたんですね… よろしくお願いします。レインさん。」
「マイン・アイサハイトだよ。私のことも覚えてくれると嬉しいんだけど… というかあなたもすごい光でしたよね?」
「そうだな。でも、エルナさんは右だけじゃなくて左もすごい光ってたな。あんなに両方の水晶から光が強く出るのは見たことがない。でも、確かアイゼン家って魔術の家系じゃなかったっけ?あっ、タメ語でいこーぜ」
「あ、ありがと… えっと、そうなんだよね。アイゼン家はこれまで全員魔術士だったらしい… だから、後で親に会った時なんて言われるかな… ほんとにどうしよう… 」
「エルナ…」
「うーん、確かに名門の親だとお堅そうだよな。……よし、いざとなったら俺が一緒に謝りに行ってやるよ!『娘さんは俺が立派な騎士に育てます!』ってさ」
「ちょっとレイン、それじゃまるでプロポーズじゃない。バカなの?」
マインが呆れたように突っ込み、私は思わず吹き出してしまった。
「まあそれは冗談だとして、親がどう思うかは変えられないけど、エルナがここにいることはもう決まった事実だろ。だったら、ここで誰よりも強い騎士になって見せつければいいじゃん」
レインは椅子の背もたれに腕を乗せ、不敵に笑ってみせる。
「幸い、この教室には俺っていう最高のライバルがいるんだ。アイゼン家の落ちこぼれなんて誰にも言わせないくらい、一緒に強くなろうぜ」
「そう…だね ありがとう ちょっと頑張ってみる」
「おう」
私は、マインと一緒に騎士科の教室に入った。もう、ほとんどの生徒が教室の中に入っていた。
「うわ、やっぱり男子ばっかり…」
マインがボソッと呟いた。
教室に入った途端、一斉にこちらに目が向けられた。
「ねえ、あの子女子なのにあんなに水晶を光らせてた子じゃない?」
「女子はだいたい適性が弱いから後方支援が主なのに…」
「あんなに強い光だったら、男子に混じって前線じゃない?」
「かわいそーw w」
様々な声が聞こえてくる。エルナはその目から逃れるように俯いた、いや、俯くしかなかった。その時、
「気にしなくていいよ」
マインが私にだけ聞こえる声で言い、私の手をギュっと握った。
「言う人には言わせとけばいい。どうせ女子に負けたから悔しいだけでしょ。やっかみなんてダッサ!」
今度は周りにわざと聞かせるようにマインが言った。
(結構言うな… 交戦的… でも、嬉しい!)
それを聞いて周りの人たちは気まずそうに一斉に視線を逸らした。
「ありがと」
「大丈夫。気にしなくていいと思うよ。さっき会ったばっかりだけどエルナはいい子だと思う。私の勘かな。席、座ろ!」
マインに手を引かれ、エレナはマインと一緒に教室の後方の席に座った。
すると
「ふっ」
前の席の赤髪の男子が小さく笑い、楽しそうに後ろを振り向いた。
「あはは きみ、結構言うね!最高! …さっきは災難だったな。エルナ・アイゼンだったっけ?俺はレイン・フォレスト。さっきの光はすごかったね」
「名前、覚えてたんですね… よろしくお願いします。レインさん。」
「マイン・アイサハイトだよ。私のことも覚えてくれると嬉しいんだけど… というかあなたもすごい光でしたよね?」
「そうだな。でも、エルナさんは右だけじゃなくて左もすごい光ってたな。あんなに両方の水晶から光が強く出るのは見たことがない。でも、確かアイゼン家って魔術の家系じゃなかったっけ?あっ、タメ語でいこーぜ」
「あ、ありがと… えっと、そうなんだよね。アイゼン家はこれまで全員魔術士だったらしい… だから、後で親に会った時なんて言われるかな… ほんとにどうしよう… 」
「エルナ…」
「うーん、確かに名門の親だとお堅そうだよな。……よし、いざとなったら俺が一緒に謝りに行ってやるよ!『娘さんは俺が立派な騎士に育てます!』ってさ」
「ちょっとレイン、それじゃまるでプロポーズじゃない。バカなの?」
マインが呆れたように突っ込み、私は思わず吹き出してしまった。
「まあそれは冗談だとして、親がどう思うかは変えられないけど、エルナがここにいることはもう決まった事実だろ。だったら、ここで誰よりも強い騎士になって見せつければいいじゃん」
レインは椅子の背もたれに腕を乗せ、不敵に笑ってみせる。
「幸い、この教室には俺っていう最高のライバルがいるんだ。アイゼン家の落ちこぼれなんて誰にも言わせないくらい、一緒に強くなろうぜ」
「そう…だね ありがとう ちょっと頑張ってみる」
「おう」
