09
☆
翌朝。
――今ごろ……みんな、どうしてるかな……。
寝台の中で、司は思った。
今日は文化祭初日。
全身、重くて起き上がれない。
柚真人はたぶん、もう学校だろう。
――馬鹿みたい……。
俗に言う、知恵熱だろうか。それとも風邪だろうか。
――本当、あたしってどうしようもない馬鹿……。
悩んでもどうしようもないことで悩み、熱まで出すなんて。
愚かしい。
情けない。
馬鹿馬鹿しい――。
――わかんないよ。……どんな顔して、あえばいいの……。
兄にも。いとこにも。友人達にも。
いまは合わせる顔がない。自分が、どうなってしまうかもわからない。
制御出来ない。
――これって……病欠じゃないからズル休み……か、やっぱ。
サイテー。
季節が巡って。
司の心は、闇へと一歩、踏み出した。
☆
翌朝。
――今ごろ……みんな、どうしてるかな……。
寝台の中で、司は思った。
今日は文化祭初日。
全身、重くて起き上がれない。
柚真人はたぶん、もう学校だろう。
――馬鹿みたい……。
俗に言う、知恵熱だろうか。それとも風邪だろうか。
――本当、あたしってどうしようもない馬鹿……。
悩んでもどうしようもないことで悩み、熱まで出すなんて。
愚かしい。
情けない。
馬鹿馬鹿しい――。
――わかんないよ。……どんな顔して、あえばいいの……。
兄にも。いとこにも。友人達にも。
いまは合わせる顔がない。自分が、どうなってしまうかもわからない。
制御出来ない。
――これって……病欠じゃないからズル休み……か、やっぱ。
サイテー。
季節が巡って。
司の心は、闇へと一歩、踏み出した。

