とある大正新婚夫婦の異世界転移サバイバル!日記 〜動植物学者の父に鍛えられたマイペース妻の知識がチートすぎて、未知の魔境を無双でまったり開拓していきます〜

龍の周りは、さらに混乱していく

いつの間にか、タマたちが
龍の前に立ち、龍に睨みを利かせる

龍は、反抗せず、小さくなっている

(龍 < 神爺(屋敷神)・タマ < 疾風 < 千草 か 俺はどこだ?)
自分の場所を模索する祥吾

さらには、ポチたちもやってきて
同じように、龍の前に立ち、龍に睨みを利かせる

龍は、ポチたちの圧力に後ずさる

(龍 < 神爺(屋敷神)・タマ・ポチ < 疾風 < 千草 か 俺はどこだ?)

次々と場所が決まっていき、焦る祥吾

ついには、ハナもやってきた
穏やかそうにメエーと鳴くハナに
こいつは自分より下だと思い、にらみつけようとする龍
だが、じっと動かず己の目を見続けるハナに
思わず目をそらしてしまう

(龍 < 神爺(屋敷神)・タマ・ポチ・ハナ < 疾風 < 千草 か 
 次は俺はだ!)

いつの間にか、家畜たちと同列になっている祥吾

意を決して、龍の前に立とうとするが、

「旦那様、この龍も、飼ってよろしいでしょうか」
千草から思いもよらない提案をされる
「この龍をか?」
「はい、だめでしょうか」
願いを込めた瞳の輝きに、思わず頬がゆるむ
「だめではないが、大丈夫なのか」
「なにがでしょうか?」
「こいつは火を吐いて襲ってきてたんだぞ」
「あら、今はおとなしいですわ
 それに、タマやポチ、ハナたちとも
 もう、仲良くなっておりますし」

振り返ると、龍はいまだポチたちの圧力で後ずさりしている
(いや、どこが?)

そう思う祥吾だったが、それより優先すべきことがある

「かまわん
 敷地のどこか空いてる場所に住まわせればいいだろう」

そう言って龍を見た祥吾は、その目が、
昔見た飼い犬の目のようになっていることに気づいた
どうやら龍にとって、祥吾は千草より上になったようだった
(……よし)
祥吾は、ぐっと拳を握った