とある大正新婚夫婦の異世界転移サバイバル!日記 〜動植物学者の父に鍛えられたマイペース妻の知識がチートすぎて、未知の魔境を無双でまったり開拓していきます〜

千草は、毎朝家畜たちの厩舎を回り、家畜たちの様子を祥吾に報告している

この日は、牛たちの報告をしていた。

「それでですね、牛のポチが——」

「ちょっと待て、鶏のタマは聞いたが、牛は聞いていないぞ」

「そうでした、ご報告するのを失念しておりました
 実は、今朝搾乳の際、牛さんと読んだのですが
 返事をしてくれなくて」

「そ、そうか」

「ポチと呼んだらモォーと元気よく返事してくれましたので」

「もういい それでこちらも2頭ともポチなのか」

「はい、どちらもポチの名を譲りませんでしたので、
 ポォチとポチィというように呼ぶことにいたしました」

「まさかと、思うが、タマもおなじか!?」

「その通りでございます。こちらは、3羽おりますので、
 タマ、タァマ、タマァとなっております」
「そうか、実に役に立つ報告だ」

「はい!」

投げやりに言った言葉に、うれしそうに返事され、
ひどく後ろめたさを感じる祥吾だった。