「そうですね……べつにいいかなーって感じです」


「聞きたくないの?」


「いえ、そういうわけでないのですが。もうどうでもいい気がして」


「……」


「それに、考えようとするとひどく疲れるんです。知りたくもないし思い出したくないのかもしれません」


「永遠ちゃん……」


「とはいえ特段悲しいとかそういった感情も湧かないので、私も先輩と同じで未練無く納得してここに来たんだと思います」




羽生先輩の言葉を封じるみたいに言葉を紡いだ。
これでいい。
死んだら終わりなんだから、前のことをうだうだ考えたって無駄でしかない。




「……わかった。永遠ちゃんがそういうなら、なにも言わないよ」


「ありがとうございます」



羽生先輩と見つめ合う。
私を慮ったひどい笑顔だ。
知っている。どうせひどい死に様だったんだろう。
私にはお似合いだ。


なんて心の中で嘲笑した。