『却下、効果短すぎて時間持たないし、いちいち食べるたびに祭りの中でキスすんのか? それに、いざというときに取っとくべきで、もったいないだろ』
――大正論。
「うう、でも……でもっ」
『男のくせにつべこべ言うんじゃねーよ。ほら、ぬげって』
どうしてこういう時だけいつも強引なんだ。
諦めてため息をつくと、部屋の鍵を閉めパジャマのズボンと下着を脱いだ。
ああ、恥ずかしい。俺は何をやってるんだ。
ヒューゴは俺の下半身に目を向け呟く。
『……かわいいな』
「あのねぇ。こんな情緒も何もない状態で、しかも見られてて立つわけないだろ。せめてちょっと終わるくらいまで出ていてくれよ」
『俺をおかずにしてたくせに』
「デリカシー!」
『はいはい』
「まったく、だいたい俺だけ裸みせててずるくないか」
ぼやくと、出ていこうして部屋の扉を半分ほど通ったヒューゴが、ひょいとまた扉を抜けて戻ってくる。
「……どうしたんだ?」
ヒューゴは考えている様子で数回瞬きをすると、パッと服が消えた。
「えええ、ちょ、なにそれ! そんなことできんの。いつから!」
『さぁ。今やってみたらできた』
割れた腹筋に、程よく付いた筋肉。彫刻のような美しさ体を目の当たりにして、耳の奥がじんわり熱くなる。
――いい体、すぎないか?
ゴクっと喉がなった。
「も、もしかして、服も着替えられたりするんじゃない?」
ヒューゴはちょっと斜め上をみて、『どうだろ』とつぶやいた。
『あ、ちょっと反応してる』
視線が足の間に向いたのがわかって、さっと隠す。
「……ほんとに、揶揄うのやめて」
本気で怒ると、ヒューゴがごめんと近づいた。
『なあ、手伝わせて』
ヒューゴが顔を近づけたので、そろりと口を開けて舌を差し出す。
何に一番戸惑ってるかって、これが嫌じゃない自分。むしろ嬉しくて、なんなら待ち望んでいて……。
気持ちがよくて困る。
――不毛だ。
だって、男同士だぞ。加えて相手は実態がない。
ヒューゴが裸のせいか、少しキスをしただけでこの間より興奮してしまった。体の芯は既に熱く、感度が高まっている。
『凪……』
囁きは麻薬のようだった。どうにか抵抗しようとするなけなしの理性ははどこだけで脆く崩れ去った。
「ん……」
こんなの変だって思うのに。
もっと欲しいでい頭がいっぱいになる。
何度も顔の角度を変えながら、ヒューゴの手が下腹部に伸びた。我慢の効かない俺は、ヒューゴの求めるものをダラダラと溢れさせている。
先端を包むように手で撫でられると、すぐにそれを吸収したヒューゴの手が青白くなったのが横目に見えた。
どれだけ自分が感じているかが赤裸々で、恥ずかしいなんてもんじゃない。
ボールを磨くみたいに、ヒューゴの手が先端をくるくると撫でる。
「はっ……それだめ、ヒューゴっ」
もうすぐにでも弾けそうだ。
ふとヒューゴがかがみ、足の間に顔を埋める。
「え、あっ……うそ。そんなのっ……」
柔らかい口内に、自身が吸い込まれていく。
こんなの知らない。
ヒューゴがしたたる雫を舐め取りひと口飲み込むと、その体にはすぐに変化が現れた。青白く光る体は芸術品のようで、神秘的な色香が漂う。
『凪の、やっぱり甘いな』
唇をぺろりとひと舐めすると、熱い吐息を漏らす。
もう、目的は果たしたはず。一滴だけで十分だ。
それなのにヒューゴは笑ったまま口を大きくあけると、今度は根本からパクりと俺を飲み込んだ。
「ひゃああ」
そのままじゅくじゅくと上下に揺さぶられ、経験したことのない甘い刺激に背中をのけぞらせる。
あっというまに快感の波は大きくなった。
「あっ、もう、だめ……ヒューゴっ……」
腰をくねらせながらヒューゴの髪を掴むと、小刻みに足を震わせながらその口の中に欲を放つ。
「あ……」
深い脱力感が襲ってくる。
ヒューゴは放たれたものを躊躇なく飲み込み、これまで見たことがない獣じみた顔をした。
『凪としたい』
「……うん……?」
乱れた呼吸を繰り返しながら、ぼんやりと聞き返す。
なんて言った? ――したい。何を?
ヒューゴは覆い被さり、またキスを始める。
のしかかられているのに、全然重くない。それなのに体は自由が効かなくて変な感じだ。
キスをするの? ヒューゴも好きなんだ。俺も好きだよ。だって、こうしてるとすごく満たされる。
ヒューゴも同じ気持ちならいい。
獰猛なのに、どこか優しい口付けに酔いしれる。口だけじゃなくて、耳から首筋、鎖骨へと移動していく。
同時にヒューゴの手は体中を撫でまわした。胸の突起を弾き、おしりの窪みに指を当てる。
「ひゃあ!」
そこでやっと俺は慌て出した。
なんだ。ヒューゴは何してるんだ。
『こら、逃げるなって。ほぐせないだろ』
「ほ、ほぐ……っ?」
声が裏返る。なんだって?
『ほぐさないと、凪が痛いだろ。男同士のセックスは念入りな準備が必要って聞いたことあるし』
「セッ……」
絶句する。
この状況で、誰と誰が? なんて愚問だろう。裸のふたりがベッドの上でキスしてるんだから。
男同士とかそういう前に、物理的に無理じゃないか⁈
「ま、まってよ! ヒューゴは霊体じゃん!」
胸を押し距離を取ろうとしたがびくともしない。
『それが、意外といけそうなんだよな』
ヒューゴが逃すまいと、より体を密着させると、下腹部に硬いものが押し当てられ、視線を下に移す。
「う、うそ」
立派なものが、臍に付かんばかりにそり返っているではないか。
しかも羨ましいほどにデカい。
『な? 試してみよーぜ』
――大正論。
「うう、でも……でもっ」
『男のくせにつべこべ言うんじゃねーよ。ほら、ぬげって』
どうしてこういう時だけいつも強引なんだ。
諦めてため息をつくと、部屋の鍵を閉めパジャマのズボンと下着を脱いだ。
ああ、恥ずかしい。俺は何をやってるんだ。
ヒューゴは俺の下半身に目を向け呟く。
『……かわいいな』
「あのねぇ。こんな情緒も何もない状態で、しかも見られてて立つわけないだろ。せめてちょっと終わるくらいまで出ていてくれよ」
『俺をおかずにしてたくせに』
「デリカシー!」
『はいはい』
「まったく、だいたい俺だけ裸みせててずるくないか」
ぼやくと、出ていこうして部屋の扉を半分ほど通ったヒューゴが、ひょいとまた扉を抜けて戻ってくる。
「……どうしたんだ?」
ヒューゴは考えている様子で数回瞬きをすると、パッと服が消えた。
「えええ、ちょ、なにそれ! そんなことできんの。いつから!」
『さぁ。今やってみたらできた』
割れた腹筋に、程よく付いた筋肉。彫刻のような美しさ体を目の当たりにして、耳の奥がじんわり熱くなる。
――いい体、すぎないか?
ゴクっと喉がなった。
「も、もしかして、服も着替えられたりするんじゃない?」
ヒューゴはちょっと斜め上をみて、『どうだろ』とつぶやいた。
『あ、ちょっと反応してる』
視線が足の間に向いたのがわかって、さっと隠す。
「……ほんとに、揶揄うのやめて」
本気で怒ると、ヒューゴがごめんと近づいた。
『なあ、手伝わせて』
ヒューゴが顔を近づけたので、そろりと口を開けて舌を差し出す。
何に一番戸惑ってるかって、これが嫌じゃない自分。むしろ嬉しくて、なんなら待ち望んでいて……。
気持ちがよくて困る。
――不毛だ。
だって、男同士だぞ。加えて相手は実態がない。
ヒューゴが裸のせいか、少しキスをしただけでこの間より興奮してしまった。体の芯は既に熱く、感度が高まっている。
『凪……』
囁きは麻薬のようだった。どうにか抵抗しようとするなけなしの理性ははどこだけで脆く崩れ去った。
「ん……」
こんなの変だって思うのに。
もっと欲しいでい頭がいっぱいになる。
何度も顔の角度を変えながら、ヒューゴの手が下腹部に伸びた。我慢の効かない俺は、ヒューゴの求めるものをダラダラと溢れさせている。
先端を包むように手で撫でられると、すぐにそれを吸収したヒューゴの手が青白くなったのが横目に見えた。
どれだけ自分が感じているかが赤裸々で、恥ずかしいなんてもんじゃない。
ボールを磨くみたいに、ヒューゴの手が先端をくるくると撫でる。
「はっ……それだめ、ヒューゴっ」
もうすぐにでも弾けそうだ。
ふとヒューゴがかがみ、足の間に顔を埋める。
「え、あっ……うそ。そんなのっ……」
柔らかい口内に、自身が吸い込まれていく。
こんなの知らない。
ヒューゴがしたたる雫を舐め取りひと口飲み込むと、その体にはすぐに変化が現れた。青白く光る体は芸術品のようで、神秘的な色香が漂う。
『凪の、やっぱり甘いな』
唇をぺろりとひと舐めすると、熱い吐息を漏らす。
もう、目的は果たしたはず。一滴だけで十分だ。
それなのにヒューゴは笑ったまま口を大きくあけると、今度は根本からパクりと俺を飲み込んだ。
「ひゃああ」
そのままじゅくじゅくと上下に揺さぶられ、経験したことのない甘い刺激に背中をのけぞらせる。
あっというまに快感の波は大きくなった。
「あっ、もう、だめ……ヒューゴっ……」
腰をくねらせながらヒューゴの髪を掴むと、小刻みに足を震わせながらその口の中に欲を放つ。
「あ……」
深い脱力感が襲ってくる。
ヒューゴは放たれたものを躊躇なく飲み込み、これまで見たことがない獣じみた顔をした。
『凪としたい』
「……うん……?」
乱れた呼吸を繰り返しながら、ぼんやりと聞き返す。
なんて言った? ――したい。何を?
ヒューゴは覆い被さり、またキスを始める。
のしかかられているのに、全然重くない。それなのに体は自由が効かなくて変な感じだ。
キスをするの? ヒューゴも好きなんだ。俺も好きだよ。だって、こうしてるとすごく満たされる。
ヒューゴも同じ気持ちならいい。
獰猛なのに、どこか優しい口付けに酔いしれる。口だけじゃなくて、耳から首筋、鎖骨へと移動していく。
同時にヒューゴの手は体中を撫でまわした。胸の突起を弾き、おしりの窪みに指を当てる。
「ひゃあ!」
そこでやっと俺は慌て出した。
なんだ。ヒューゴは何してるんだ。
『こら、逃げるなって。ほぐせないだろ』
「ほ、ほぐ……っ?」
声が裏返る。なんだって?
『ほぐさないと、凪が痛いだろ。男同士のセックスは念入りな準備が必要って聞いたことあるし』
「セッ……」
絶句する。
この状況で、誰と誰が? なんて愚問だろう。裸のふたりがベッドの上でキスしてるんだから。
男同士とかそういう前に、物理的に無理じゃないか⁈
「ま、まってよ! ヒューゴは霊体じゃん!」
胸を押し距離を取ろうとしたがびくともしない。
『それが、意外といけそうなんだよな』
ヒューゴが逃すまいと、より体を密着させると、下腹部に硬いものが押し当てられ、視線を下に移す。
「う、うそ」
立派なものが、臍に付かんばかりにそり返っているではないか。
しかも羨ましいほどにデカい。
『な? 試してみよーぜ』



