夜明けを知らないきみへ

まだよくわかっていない美羽だけがきょとんと首を傾げていて、安心させるためににこっと笑いかける。



「今日は私の部屋で遊ぼうか」


「やったあ!絵本読んで!」



受験勉強をしに部屋に戻っていった梨奈に続いて、美羽と二階に上がる。





部屋で美羽と遊びながらふと時計を見ると、もう一時間半近くが経っていた。


そろそろお風呂に入りたいしおなかもすいてきた。



「梨奈、ちょっと美羽のこと見ててくれない?下見てくるから」


「ん、美羽おいでー」



梨奈の部屋に美羽を預けてから一階に下りていくと、何かが割れる音が聞こえてきた。