ドォォ……………………ォオ…ンッ………!!
まるでミサイルで爆撃されたかと思うくらいの衝撃と爆風が羅刹の頭上で巻き起こるのであった。
光透波や楓、影蔵…その他のゆかいな仲間達は凄まじい爆風で吹き飛ばされないように地面にしっかりとへばりついていたのだった。
しかし…あの凄まじい攻撃の中で羅刹は辛うじて無傷であったのだ。
「…グゥゥヌヌヌヌヌッ!!
お、お、オレ様が…オレ様が…オレ様がァ~~ッ!!!!
ぐ、くそったれが…………
………こ、こ、こ…こ、こんな…こんなァァ~ッ……
も…も、も、モノにィィ~~ッ!!
む…負~~ァァァけてたまるかよォォ~~~ッ!!!!」
必死で…影人を押し退けようとオーラを集中させ続け…攻撃を耐えぬく羅刹が力の限りに絶叫する!!!!
羅刹は…ギチギチッと歯を食い縛り、脂汗を滲ませた額に血管を浮かび上がらせながら、障壁を強固なモノにする為に、さらにオーラを必死で集中させ続けていたのだった!!
「ハッ…随分と、しぶといゴキブリだなぁ!!
残念だがな…………
ハッキリ言って…俺はまだ半分の力も出しちゃいないぜ…」
影人は…羅刹に向けて残念そうに吐き捨てる。
すると…突如としてコマのように高速で回転し始めたのである。
「な、何ィッ…ぐ…ヌゥ~…所詮、ハッタリだろうがァ~~ッ!!
……………………ッッ!!
チィィィッ…オレ様が一思いに押し退けてくれるわァッ!!」
…………………………………
影人は哀れむように見下すと…こう言ったのである。
「良いぜ…ハッタリか、どうか試してみなッ!!」
炎の弾丸による回転の速度を影人が少しづつ増していく度に…
ピキッ…ピキッ…ピキキッ…と羅刹の作り出したオーラの障壁にひびを入れていくのだった!!
「…ヌォォ…………………………………ォオ…………………………………オオッ…………………………………!!!! や…ヤバイぜ…コイツは…………………………………!? ウウ…………………………………ヌォォォ…オオッ!!」
羅刹の足が地面に…ミシミシと音を立てて、めり込んでいく。
影人の回転は凄まじく、羅刹の障壁は…
次第にパキパキッ…という乾いた高い音から、バキバキッ…という鈍く低い音に変わっていくのであった。
ついには…ガシャ~ンという破砕音と共に細かなガラス片に似た閃光の欠片となり果てるのだった。
影人により障壁は破られてしまい、その瞬間…マグマをも超越した猛烈な灼熱の炎の弾丸は、すでに小さな太陽のようであった。
その太陽と化した影人が羅刹に炸裂したのだった!
「う…ノワァァ~~ッ!!」
身体を貫く衝撃と業火に焼かれる羅刹の断末魔にも似た叫びが漆黒の闇夜に響き渡るのであった。


