二人が去った後の領地では、大きな問題が発生していた。
継母があせったように声をあげる。
「どういうことだい、なんで一揆が起こるんだい」
「あなたが、かわるがわる一貫性もなく人を悪役に仕立てる上に、なんの施策もしないからでしょう!」
領主である継母の息子が責任を押し付けようとする。
「そんなことどうでもいいだろう!どうしてタチの悪い鬼が増えるんだい!鬼狩りはどうした!」
「……最上級の鬼がどこかに行ってしまったかわりに、上級鬼が増えてしまったようです。この規模で増えるとはだれも想像が……」
「どうするんだい!こんなことで……!」
「ちくしょう……」
継母は、悔しがる鬼狩りを横目に、次の怒りのぶつけ先を考えていた。
