生贄にされた花嫁は不老不死の妖狐に愛される

「何が起こったんだ...」
「旦那さま!」
 彩が抱き着く。
「彩、無事でよかった...!」
「帰りましょう、一緒に」
「あぁ...」
 去ろうとした二人を麗奈が呼び止める。
「待って、もとはといえば私が嫁ぐ予定だったんです。私のほうがきれいだし、優秀ですわ!
 御影さまの妻にふさわしいのは私です!」
「お前を見るたびに反吐が出る。殺さないだけ感謝しろ」
 御影の冷ややかな視線に唖然とした麗奈は立ち尽くす。
「そんな...」