下校時間を過ぎた、某高校の工学準備室。
そこへの入り口となっている少し古びた扉をバンッ!と勢いよく開けると、僕は半ば怒鳴り込むようにしてその中に突入した。
「部長! 今日こそ部費払ってください!」
入室して第一声。僕のそんな声を聞いて、奥の椅子に腰掛けて回路を組んでいた男子生徒がゆっくりと顔を上げた。
「……あー、忘れてたわ」
「信じられない、あんなに言ったのに……! もう月末なんですよ⁉ 遅れたら僕が怒られるの、わかってます⁉」
彼の気の抜けた返答に、僕は頭を抱える。
部費の回収を取りまとめるのは僕の仕事なのだ。もし一人分でも漏れがあれば、それは僕の責任になるだろう。提出期限も迫ってきているので、僕はここ数日気が気ではなかった。
それなのに、この人からは微塵も危機感を感じられない。曲がりなりにも部長のくせして、自ら部員の悩みの種となるのは如何なものだろうか。
「いやほんとごめんて。明日こそ持ってくるから」
部長のその言葉に、僕はいよいよ頭が痛くなった。
もう何度目だろう、このやりとり……。
そこへの入り口となっている少し古びた扉をバンッ!と勢いよく開けると、僕は半ば怒鳴り込むようにしてその中に突入した。
「部長! 今日こそ部費払ってください!」
入室して第一声。僕のそんな声を聞いて、奥の椅子に腰掛けて回路を組んでいた男子生徒がゆっくりと顔を上げた。
「……あー、忘れてたわ」
「信じられない、あんなに言ったのに……! もう月末なんですよ⁉ 遅れたら僕が怒られるの、わかってます⁉」
彼の気の抜けた返答に、僕は頭を抱える。
部費の回収を取りまとめるのは僕の仕事なのだ。もし一人分でも漏れがあれば、それは僕の責任になるだろう。提出期限も迫ってきているので、僕はここ数日気が気ではなかった。
それなのに、この人からは微塵も危機感を感じられない。曲がりなりにも部長のくせして、自ら部員の悩みの種となるのは如何なものだろうか。
「いやほんとごめんて。明日こそ持ってくるから」
部長のその言葉に、僕はいよいよ頭が痛くなった。
もう何度目だろう、このやりとり……。
