もしもあの時

青春・恋愛

神楽堂/著
もしもあの時
作品番号
1780644
最終更新
2026/04/26
総文字数
8,262
ページ数
10ページ
ステータス
完結
いいね数
0
大学のゼミ室で卒論発表の準備をしていた志保は、同じ研究室の貴矢から車で送ってもらうことになる。
密かに「友達以上、恋人未満」と思い続けてきた貴矢との二人きりのドライブに期待を膨らませる志保だったが、現れたのは父親から借りたタバコ臭い泥だらけの車で、胸に描いていたロマンチックなイメージはあっけなく崩れる。

それでもコンビニでジュースを買ってきてくれた貴矢の腕を見てどきどきし、「運命」について語る彼の言葉に告白の予感を感じた志保は、赤信号で止まる車の中でウインカーの音とともに胸を高鳴らせる。
しかし、信号が青に変わっても貴矢は何も言わず、志保は家の前で降ろされ、淡い期待だけが取り残された。

卒業後、社会人になった志保はある日、ショッピングモールの駐車場で偶然貴矢を目撃する。
真っ赤なスポーツカーから降りてきた彼は垢抜けておしゃれになっており、変わっていない自分との差を感じた志保は声もかけられず遠ざかる。

この出来事をきっかけに、志保は「いつか再会したとき見返してやる」という気持ちを原動力に、美容・ファッション・メイクに磨きをかけ、自分を磨き続けた。
そして、二人は意外な場所で再会を果たす。
あらすじ
卒論発表を前に、好きな人の車で送られて夜道を帰る。
ゼミの仲間として笑い合ってきた貴矢への、言葉にならない気持ちを抱えた志保の物語。
淡い期待と小さな失望、すれ違いと自分磨き。
「運命」はいつも、こちらの準備が整わないタイミングでやってくる。

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