短歌じゃないけど2?



 河が流れていることが聴こえる 家の中でだ
 とじまりをして夕方になるのに終わったあさは
  なかなかきえない、のこっていく
  私の息にも弟の帰ってくる時にも




 相関の暖簾をとじて かたづけた家でしろい気持ち
 をなくしてむかう静かな玄関の廊下
 息をするのも忘れるほどに穏やかなよるはこの手が握っている



 抱きしめられているなかでの鬱血した顔は
 二人に流れている時間をいくらか とめてくれるだろうか
 とまっているようで 私はあさしものなか、その世界からのがれた