いつも歩いている廊下は 見ていると まるでことなったものをみせた人が死んだ夜は ひざを草におとすと、まるくなって眠る わたしは 夏の霧ヶ岳高原のなかにまいぼつした 心臓を埋めたこともわすれた ニッコウキスゲ、 ニッコウキスゲ、 草のにおいを かいで なまえもしらなかった ニッコウキスゲ