夜になると不意に会いたくなる

ep.1 『人はそれを“運命”と呼びたがる』





「運命」って本当にこの世にあるのかな。

運命は、あるんじゃなくて、みんなそう信じたいだけ。


“たまたまその日にその場所に行った。”

“ほんの少し勇気を出して話しかけた。”


そういう小さな積み重ねがいつか一本の線のように繋がる瞬間があって、その時に人はそれを「運命」と呼びたくなるのかもしれない。

よく「運命の人と出会う確率は、〇%」って言うけど、それは「運命の人と出会う確率」じゃなくて「この人を運命の人だと思う確率」なんだと思う。

恋とか出会いとかも、「なんでこの人だったんだろう」って理由を探すほど偶然が多くて、それを運命と呼びたくなる。

運命は最初から決められていたりあったりするんじゃなくて、後から自分で意味を与えるものなんだと私は思うんだ。