あの夏が君を思い出させる

今日は特に暑いからか麦わら帽子を被っていた陽葵が、きょとんと首を傾げる。


そんな陽葵に説明をするよりも実際に連れてくのが早いと思い、陽葵を連れて坂を上っていく。



「海斗くん、どこ行くの?」


「きっと陽葵が喜ぶところ」



いつもの場所に向かっている途中で、偶然アイスクリームを売っているキッチンカーが止まっているのを見つけたんだ。


早くしないといなくなってしまうかも…。



「あ、まだいた。よかった」


「ええ!?なにあれ、アイスー!?」



陽葵が目を輝かせてまだ止まっていたキッチンカーに駆けていった。


見つけた時からきっと陽葵が喜ぶだろうなと思っていたけど、やっぱり嬉しそうでよかった。