君と過ごした透明な四日間

「…残念だけど」



机に視線を落とす私の前に、映画のチケットのような紙片が四枚置かれた。



「君はもう死んでいる」



静かな店内に、振り子の音が響いていた。


カチ、コチ。カチ、コチ。


さっきは気にならなかったのに、その音だけがやけに大きく聞こえた。


私はしばらく瞬きも忘れて、その音をじっと聞いていた。



「…え」



やっと漏れた声は、掠れていて実にみっともなかった。


少年は視線を落とすと、まるで何度もその言葉を告げてきた人のように。



「だからこれは特別サービス。君に与えられた時間は、四日間」