君と過ごした透明な四日間

壁には古い振り子時計。


まるで映画に出てくるような古い喫茶店の隅っこに、私は座っていた。



「にゃー」



突然聞こえてきた鳴き声に驚いて顔を向けると、カウンターの上にいつの間に来たのか真っ黒な猫が座っていた。


金色の瞳でこちらをじっと見つめている。



「…猫?」



黒い体を丸めて座っていた猫は、のそりと立ち上がり軽々と床に着地すると、私の足元までゆっくりと歩いてきた。



「えっと…?」


じっと見つめてくる視線に耐えられなくなり、もう一度辺りを見渡す。


席は私が今座っているこの一席だけ。