雨の記憶屋 -星空のタイムスケジュール-

知りたい。



もし、本当にこのページに
空が書いたことが、わかるのなら。



私は、ノートの白いページを見つめた。
そこには何もないはずなのに、なぜか胸がざわめく。


「このノートは消えてしまうんですよね」


「はい。でも、この場所に来られた方々は、
お店を出る時、後悔はない……と。
そんな顔をして帰られます」


「……そうなんですか?」


私は思わず、彼女の顔を見つめた。


どうして、彼女の瞳は
こんなに澄んでいるんだろう。