17年間連れ添った幼馴染に告白された挙げ句、愛が重すぎて困ってる話。

おまけ※季節は冬です。

「先輩先輩!!肉まん食べて帰りましょ」

「ええ、、でも」

ある日の帰り道、三河の提案で寄り道しようと言われた蝶ノ塚だが、断ろうにも同時に腹の音がぐうっとなってしまった。

「ふふ拒否権はありませんよ!!」

「分かった」

仕方なく後輩に手を引かれ、近くのコンビニへと入った。

「ええと、、肉まんって朝霧くん!!」

「えっ蝶ノ塚さん!!」

偶然居合わせた朝霧と冬時に出くわし、4人は硬直してしまう。

「なあ朝霧この人ら知り合い?」

「バッ!!同じクラスの蝶ノ塚さんとその後輩、、よく教室遊びに来るだろ」ボソ

「俺朝霧した見てねえから分かんなかった」

「失礼だろ!!っとにかく奇遇だねこんなとこで会うの」

「うん、、朝霧くんたちも何か買うの?」

「俺等寒くて肉まん買いに来てたんだよ。後ついでに菓子とかも」

「えっそうなの!!私達も肉まん買いに来てたんだけど、、」

「必然すぎるな」

話を盛り上げながらレジ横の蒸し器に目をやれば、肉まんは2つしか置かれておらず絶句する。

「先輩と私で食べるんだから!!アンタら譲りなさいよ!!!!」

「はあ??俺等だって一応それ目的で来てんだぞ?」

冬時と三河の間でピリピリとした視線が、交わされる。

「まあ俺等は違うとこで買うし!!」

「んーーじゃあ2つずつ買って半分こすればいいじゃない?」


「「え」」

蝶ノ塚の提案で結局2つずつ買って、ピザまんと肉まんで半分ずつに交換し食べたい方を選び半月型の肉まんを頬張り始めた。

「うまっ」

「朝霧こっちのピザまんも食べる?」

「ん」

自然な誘導で朝霧は、冬時の食べかけのピザまんに口をつけた。

「ん?」

「ピザまん美味しかった、、、?」

関節キスと口の動きで伝えれば、朝霧はハッとして顔を赤らめる。

「お前ええ!!」

「こうでもしないと、、デレてくれないじゃん朝霧」

「はあ、本当にあの二人うるさいですね!!先輩との時間が台無し」

「まあまあ、でも肉まん食べれてよかったじゃん」

「まあはい、でもちょっと私嘘ついてちゃってたんです。」

「え」

「、、、、、、、、先輩と今日はもうちょっと一緒にいたくて、肉まん食べたいって嘘ついちゃったんです。」

「それって」

「先輩がずっと私に構ってくれないから!!!」

「じゃあ今日はもうちょっと一緒にいる?」

ぎゅっと三河の腕を握り、微笑む蝶ノ塚に「それって」と言うと同時に口先にちょんっと指をつけられる。

「ん」

「ふふ、、可愛い」

「なっからかわないでください」

終わり