放課後、飼育室でメダカ達に餌をやっているとガチャと後ろのドアが開き数多が部屋に入ってきた。
窓側では瑞穂、里見、東がせっせと1年生に渡す為のお菓子が入った小袋にリボンをまいている。
「あつ、日向お疲れ様です。ビデオ撮影用の携帯知りませんか?」
「確かここに…」
「あった、はい、とーぞ」
僕は数多に携帯を手渡した。
「ありがとうございます。僕としたことがうっかり置き忘れてしまったようで…」
「動画編集は上手くいったの?」
「はい何とか上手くまとまりました。これからリハーサルして実際の映りを確認して来ます」
「動画撮るより編集の方が大変って言うよね。僕達だけだったらどうなってたかなぁ……何も出来なかったかもしれないなぁ。数多が居てくれて本当に良かったよ」
僕なりの感謝の気持ちを数多に伝えたつもりだった。
「日向はもっと自信を持っていいですよ。焦らなくて大丈夫、君はちゃんとやれてますよ」
僕の背中をポンと叩いた。
「「では僕はこれから体育館の奥で映像のチェックをしてきますね。お疲れ様でした。
「君たちもその作業が済んだら帰っていいですよ。長い間、下準備ご苦労様でした」」
数多は後ろの3人にもそう言うと飼育室を出て行った。
僕は全校生徒分のアメ玉の数や1年生に渡す小袋の数を確認している3人の輪に入った。
「あーもういよいよ明日か。なんかあっという間だったよな」
里見が手を動かしながら話し始めた。
「本当だね。でも、これからもたまにはみんなで遊びに行こうよ」
「絶対行くよね。数多も結構いい子だったし。なんならお疲れ様会とかやりたくない?明日無事に終わればの話だけど」
東の提案に瑞穂が答えた。
明日で終わり。そう考えると何故か落ち着かない。
「ごめん。僕ちょっと用事あるの思い出した!もう帰っても大丈夫かな?」
作業をしていた3人が僕の方を見た。
「あぁ、もう大丈夫だよ。ほとんど終わってるから」
「有り難う、ごめん、じゃあ」
鞄を手に取り慌ててドアノブに手をかけた。
後ろから里見の声が聞こえてくる。
「じゃあ、明日なー。盛り上がるといいなぁー」
振り向くと東と瑞穂が僕に手を振っている。
僕も軽く手を振り返して体育館の方へ走り出した。
体育館の裏で映像のチェックをしている数多を見つけた。
「数多、どう?上手くいきそう?」
「あっ、日向…とても上手く撮れてます。バッチリです。きっと皆んなも喜んでくれるはず」
「そうかー、良かった。なんだかんだ言って準備するの楽しかったなぁ。明日、喜んで貰えるといいな」
「そうですね、皆んなで協力して出来上がったものですから。
もうこれを片付けたら終わりなんですが、良かったら僕と一緒に帰りませんか?」
「えっ?僕と?」
予想外のお誘いに声が1オクターブ上がったかもしれない。
「クラスメイトなんだし…僕と一緒に帰るのはイヤですか?」
「全然そんな事ないし」
「では今すぐ片付けます。ちょっと待ってて下さい。それと帰りに一緒に寄って欲しい所があるんですけど時間は大丈夫ですか?」
「僕は大丈夫だよ。別に何の用事もないし」
「それなら良かったです」
数多は優しい顔で僕に笑いかけた。
窓側では瑞穂、里見、東がせっせと1年生に渡す為のお菓子が入った小袋にリボンをまいている。
「あつ、日向お疲れ様です。ビデオ撮影用の携帯知りませんか?」
「確かここに…」
「あった、はい、とーぞ」
僕は数多に携帯を手渡した。
「ありがとうございます。僕としたことがうっかり置き忘れてしまったようで…」
「動画編集は上手くいったの?」
「はい何とか上手くまとまりました。これからリハーサルして実際の映りを確認して来ます」
「動画撮るより編集の方が大変って言うよね。僕達だけだったらどうなってたかなぁ……何も出来なかったかもしれないなぁ。数多が居てくれて本当に良かったよ」
僕なりの感謝の気持ちを数多に伝えたつもりだった。
「日向はもっと自信を持っていいですよ。焦らなくて大丈夫、君はちゃんとやれてますよ」
僕の背中をポンと叩いた。
「「では僕はこれから体育館の奥で映像のチェックをしてきますね。お疲れ様でした。
「君たちもその作業が済んだら帰っていいですよ。長い間、下準備ご苦労様でした」」
数多は後ろの3人にもそう言うと飼育室を出て行った。
僕は全校生徒分のアメ玉の数や1年生に渡す小袋の数を確認している3人の輪に入った。
「あーもういよいよ明日か。なんかあっという間だったよな」
里見が手を動かしながら話し始めた。
「本当だね。でも、これからもたまにはみんなで遊びに行こうよ」
「絶対行くよね。数多も結構いい子だったし。なんならお疲れ様会とかやりたくない?明日無事に終わればの話だけど」
東の提案に瑞穂が答えた。
明日で終わり。そう考えると何故か落ち着かない。
「ごめん。僕ちょっと用事あるの思い出した!もう帰っても大丈夫かな?」
作業をしていた3人が僕の方を見た。
「あぁ、もう大丈夫だよ。ほとんど終わってるから」
「有り難う、ごめん、じゃあ」
鞄を手に取り慌ててドアノブに手をかけた。
後ろから里見の声が聞こえてくる。
「じゃあ、明日なー。盛り上がるといいなぁー」
振り向くと東と瑞穂が僕に手を振っている。
僕も軽く手を振り返して体育館の方へ走り出した。
体育館の裏で映像のチェックをしている数多を見つけた。
「数多、どう?上手くいきそう?」
「あっ、日向…とても上手く撮れてます。バッチリです。きっと皆んなも喜んでくれるはず」
「そうかー、良かった。なんだかんだ言って準備するの楽しかったなぁ。明日、喜んで貰えるといいな」
「そうですね、皆んなで協力して出来上がったものですから。
もうこれを片付けたら終わりなんですが、良かったら僕と一緒に帰りませんか?」
「えっ?僕と?」
予想外のお誘いに声が1オクターブ上がったかもしれない。
「クラスメイトなんだし…僕と一緒に帰るのはイヤですか?」
「全然そんな事ないし」
「では今すぐ片付けます。ちょっと待ってて下さい。それと帰りに一緒に寄って欲しい所があるんですけど時間は大丈夫ですか?」
「僕は大丈夫だよ。別に何の用事もないし」
「それなら良かったです」
数多は優しい顔で僕に笑いかけた。
