「私は桜木静音。短大卒の二十五歳で……ただいま、絶賛婚活中なんです。けど、出会いを探しても大失敗続きで……もうこれは独身で生きようかと思っていたくらいに絶望してて……あのっ……お兄さんへの嫁入りの諸条件などを、詳しくお聞きしてもよろしいですか?」
「えっ……ど、どういう意味だ? 婚活? 絶望? 嫁入りの……諸条件?」
そこで、さっきよりもっと驚いたのか、耳だけではなく何尾もの大きな白い尻尾も、ふわっと出て消えた。
なんて、可愛い……どうやら、彼がとても驚いたら、あの獣らしい部分が出てしまうようだ。
「その……そちらの、年収であったり、家族構成であったり、結婚後は親と同居なのか、子どもは望んでいるのか……など、気になります! 私は出来れば結婚後働くならパート程度で、親との同居はNGとさせていただいているんですが……」
そうなのよ。この辺が、大事なのだ。それを聞いておきたい。お兄さんはおそらくは、妖狐の一族の中でも支配階級なんだろう。
「えっ……ど、どういう意味だ? 婚活? 絶望? 嫁入りの……諸条件?」
そこで、さっきよりもっと驚いたのか、耳だけではなく何尾もの大きな白い尻尾も、ふわっと出て消えた。
なんて、可愛い……どうやら、彼がとても驚いたら、あの獣らしい部分が出てしまうようだ。
「その……そちらの、年収であったり、家族構成であったり、結婚後は親と同居なのか、子どもは望んでいるのか……など、気になります! 私は出来れば結婚後働くならパート程度で、親との同居はNGとさせていただいているんですが……」
そうなのよ。この辺が、大事なのだ。それを聞いておきたい。お兄さんはおそらくは、妖狐の一族の中でも支配階級なんだろう。



