いつもより少しだけ赤くなった頬と、どこか照れくさそうな彼の表情。そして以前と似たような、二度目の誘いとなるといくら鈍い私でもピンとこないわけがない。
「それってつまり、デート……ですね?」
「なんで最後が疑問形なんだよ。どう考えてもそれしかねえだろ」
いつもより早口で呆れたような声音で言う彼に、私は思わずふふっと笑みを漏らした。
水曜日は翌々日だったので、あっという間にその日がきた。
冬の空には珍しく真っ青な空がどこまでも広がり、白い雲がところどころ浮かんでいる。
コインランドリーに朝十時に集合ということになったので、少し早い九時五十七分に着いた。
ベージュのトレンチコートに灰色と紺のチェック柄のテーパードパンツを見下ろし、今一度変なところはないだろうかと確認しようとした、その時。
「おはよう杏奈ちゃん」
自動扉が音もなく開き、優斗さんが中から出てくる。私は顔を上げて彼を見た。
黒のダウンジャケットのポケットに両手を入れ、寒そうに身を縮こめるように背を丸めた彼の姿がある。
「おはようございます優斗さん」
「いや〜、十一月から寒かったけど十二月になってから更に寒くなったよなぁ。体調崩してねぇか?」
「私は大丈夫です。優斗さんもお身体に気をつけて温かくお過ごしください」
たわいない会話をしながらコインランドリーを後にする。日差しが降り注ぎ、ぽかぽかと暖かい歩道を二人横並びで歩いていく。
「それってつまり、デート……ですね?」
「なんで最後が疑問形なんだよ。どう考えてもそれしかねえだろ」
いつもより早口で呆れたような声音で言う彼に、私は思わずふふっと笑みを漏らした。
水曜日は翌々日だったので、あっという間にその日がきた。
冬の空には珍しく真っ青な空がどこまでも広がり、白い雲がところどころ浮かんでいる。
コインランドリーに朝十時に集合ということになったので、少し早い九時五十七分に着いた。
ベージュのトレンチコートに灰色と紺のチェック柄のテーパードパンツを見下ろし、今一度変なところはないだろうかと確認しようとした、その時。
「おはよう杏奈ちゃん」
自動扉が音もなく開き、優斗さんが中から出てくる。私は顔を上げて彼を見た。
黒のダウンジャケットのポケットに両手を入れ、寒そうに身を縮こめるように背を丸めた彼の姿がある。
「おはようございます優斗さん」
「いや〜、十一月から寒かったけど十二月になってから更に寒くなったよなぁ。体調崩してねぇか?」
「私は大丈夫です。優斗さんもお身体に気をつけて温かくお過ごしください」
たわいない会話をしながらコインランドリーを後にする。日差しが降り注ぎ、ぽかぽかと暖かい歩道を二人横並びで歩いていく。

