今日も、明日も。

彼の言葉に頬が一気に熱くなる。視界が揺れたように感じ、思わず目を逸らした。喉がカラカラに渇き、次の言葉が出てこない。だけど彼への気持ちに嘘はつけないし、否定はできなかった。
「……はい」
「あいつが言ってたとおり俺、鈍いとこあるから違ってたら悪いんだけど。その、秋川ちゃんは俺のことが好きなの?」
その瞬間、心臓が大きく脈を打つ。ドクドクと過度に加速する鼓動にぐらりと脳が揺れた気がした。でも、もう誤魔化せない。
「は、い。でも日川さんはまだ冬川さんのことが好き、」
「違うんだ秋川ちゃん。麗子のことは過去で……もうなんとも思っていないよ」
「えっ……!」私は息を呑んで思わず彼を見た。
真面目な表情で真っ直ぐに見つめる彼の視線と目が合い、心臓が跳ね上がる。
「俺は、秋川ちゃんが好きだ」
日川さんから発せられた意外な言葉が鼓膜を揺らす。
「これが今の俺の気持ちだ。どうか信じてほしい」
正直、信じられない気持ちが胸に広がっていた。彼が私のどこを好きと言ってくれたのか、まったく見当がつかない。
しかし彼の言葉を脳は理解したのか、気がつけば目頭が熱くなり、頬を生暖かい滴がつたう感覚がした。一時間前にここに来て、二人の関係を聞いた時と同じように鼻の奥がツンと痛くなる。だけど今は悲しいからではないーー