「そうですね……おっしゃる通りです」
「じゃ、あとは優斗と話なさいな」
その言葉とともに、がたんと音がしてふいに麗子さんが立ち上がる。
私は思わず勢いよく顔を上げ、隣にいる彼女を見た。
「えっ、冬川さん……!」
「明日も仕事で朝が早いし、夫と子供が待っているから。もう帰るわね」
言いながら麗子さんは私を見下ろし、口角を上げてニッと微笑む。仕事ができる女のカッコよさに見惚れながらも、私も慌てて立ち上がる。
「き、今日はお忙しい中を時間を割いて頂き、ありがとうございました!」
「気が向いたらまたコインランドリーに遊びに行くわ。貴女と優斗に会いに」
彼女は目を細めて笑うと、店を出ていった。
「じ、じゃあ私も帰りますね!」
日川さんになにか言われない内に、私はできる限り明るい口調になるよう努めて言った。閉店後の音楽のかかっていない店内に今、彼と二人きりでいるのは避けたかった。
そんな私の願いも虚しく、
「秋川ちゃん」
日川さんの声がやけにはっきり、静まり返ったコインランドリーの中に響く。
彼の顔を見上げると、柔らかで優しい雰囲気は変わらないがいつになく真面目な面持ちの日川さんが真っ直ぐに私を見つめている。
「麗子がさっき言ってたこと、本当なのか?」
「じゃ、あとは優斗と話なさいな」
その言葉とともに、がたんと音がしてふいに麗子さんが立ち上がる。
私は思わず勢いよく顔を上げ、隣にいる彼女を見た。
「えっ、冬川さん……!」
「明日も仕事で朝が早いし、夫と子供が待っているから。もう帰るわね」
言いながら麗子さんは私を見下ろし、口角を上げてニッと微笑む。仕事ができる女のカッコよさに見惚れながらも、私も慌てて立ち上がる。
「き、今日はお忙しい中を時間を割いて頂き、ありがとうございました!」
「気が向いたらまたコインランドリーに遊びに行くわ。貴女と優斗に会いに」
彼女は目を細めて笑うと、店を出ていった。
「じ、じゃあ私も帰りますね!」
日川さんになにか言われない内に、私はできる限り明るい口調になるよう努めて言った。閉店後の音楽のかかっていない店内に今、彼と二人きりでいるのは避けたかった。
そんな私の願いも虚しく、
「秋川ちゃん」
日川さんの声がやけにはっきり、静まり返ったコインランドリーの中に響く。
彼の顔を見上げると、柔らかで優しい雰囲気は変わらないがいつになく真面目な面持ちの日川さんが真っ直ぐに私を見つめている。
「麗子がさっき言ってたこと、本当なのか?」

