それでも喉から絞り出すように声を出すと、日川さんと麗子さんが同時に私を見た。
「こんばんは秋川ちゃん。こんな時間に悪いなぁ」
「こんばんは。さっそくだけど、ここに掛けてちょうだい」
のんびりした口調で苦笑いする日川さんとは対照に、まるで面接をするかのように麗子さんがきびきびした声音で言う。彼女が右手で示した所に、私は椅子を引いて座った。
「あの。私にどういった御用事でしょうか」
「貴女、私と優斗の関係が気になっているんでしょう。それが原因でランドリーに来なくなったのよね」
麗子さんの曇りのない黒い瞳が真っ直ぐに私を捉える。この視線に射抜かれると嘘も隠し事も暴かれてしまうようだ。
「どうして、それを」
「初めて貴女を見た時からなんとなく分かったわ。まあ女の勘もあるわね」
「え、そうだったの……!?」
日川さんが驚いた声で言う。彼がこちらを見ているのが視界の端に見えたが、顔を見る勇気はない。
「気づいていないのはアンタだけよ。相変わらず鈍いんだから」
麗子さんが小さくため息をつき、呆れた声で言った。横から見たら一目瞭然の高い鼻、頬杖をついた手首に見えるほくろが色っぽい。そしてパンツスーツが凛とした彼女の雰囲気に似合っている。
私は両手を膝の上で強く握りしめた。
「あの、二人はやっぱり恋人同士なのでしょうか」
自分の発した言葉に自分で傷つき、鼻の奥がツンとして涙が溢れそうになる。覚悟を決めたつもりだが、いざ真相を知るとなると恐い。
「こんばんは秋川ちゃん。こんな時間に悪いなぁ」
「こんばんは。さっそくだけど、ここに掛けてちょうだい」
のんびりした口調で苦笑いする日川さんとは対照に、まるで面接をするかのように麗子さんがきびきびした声音で言う。彼女が右手で示した所に、私は椅子を引いて座った。
「あの。私にどういった御用事でしょうか」
「貴女、私と優斗の関係が気になっているんでしょう。それが原因でランドリーに来なくなったのよね」
麗子さんの曇りのない黒い瞳が真っ直ぐに私を捉える。この視線に射抜かれると嘘も隠し事も暴かれてしまうようだ。
「どうして、それを」
「初めて貴女を見た時からなんとなく分かったわ。まあ女の勘もあるわね」
「え、そうだったの……!?」
日川さんが驚いた声で言う。彼がこちらを見ているのが視界の端に見えたが、顔を見る勇気はない。
「気づいていないのはアンタだけよ。相変わらず鈍いんだから」
麗子さんが小さくため息をつき、呆れた声で言った。横から見たら一目瞭然の高い鼻、頬杖をついた手首に見えるほくろが色っぽい。そしてパンツスーツが凛とした彼女の雰囲気に似合っている。
私は両手を膝の上で強く握りしめた。
「あの、二人はやっぱり恋人同士なのでしょうか」
自分の発した言葉に自分で傷つき、鼻の奥がツンとして涙が溢れそうになる。覚悟を決めたつもりだが、いざ真相を知るとなると恐い。

