日川さんが運営するコインランドリーに行かなくなってから二週間が経った。
あれから仕事先のコンビニで社員の子が風邪をひいて高熱が出た代理だとかで遅番を希望し続けたりと、仕事面が充実していた。
彼から電話がかかってくることもなかったから、あの女性ともしかしたら上手くいっているのかもしれない。
所謂、復縁というやつなのだろうか。そう思うたび胸の奥がチクリと痛んだ。
そんなある休日の午後。仕事以外では滅多に鳴らないスマホの着信音がした。誰だろうと思いながら表示を見ると【日川さん】とある。
あの頃は連絡先を教え合ったり、ちょっと話すだけでも楽しかったな。自嘲ぎみに笑い、少し逡巡してからスマホの画面をフリックする。
「……もしもし」
『ああ、秋川ちゃん。よかった電話が繋がって。どう、元気にしてる?』
朗らかだが心配しているような日川さんの声音。なにより久々に声を聞いたことが、良くも悪くも精神的な影響が大きい。まるで水面が波打つみたいに動揺のようなものが胸に広がる。
私が何も言わないでいると、彼は言葉を続けた。
『あの時から本当に来なくなっちまったから……麗子と心配してたんだ』
彼女が店に来ているなら私のことなんて心配しなくていいのに。それなら心配されず、一生電話がかかってこない方が良かった。
そんな言葉が脳裏に幾らでも思いつくのに、実際に口から出ることはない。
あれから仕事先のコンビニで社員の子が風邪をひいて高熱が出た代理だとかで遅番を希望し続けたりと、仕事面が充実していた。
彼から電話がかかってくることもなかったから、あの女性ともしかしたら上手くいっているのかもしれない。
所謂、復縁というやつなのだろうか。そう思うたび胸の奥がチクリと痛んだ。
そんなある休日の午後。仕事以外では滅多に鳴らないスマホの着信音がした。誰だろうと思いながら表示を見ると【日川さん】とある。
あの頃は連絡先を教え合ったり、ちょっと話すだけでも楽しかったな。自嘲ぎみに笑い、少し逡巡してからスマホの画面をフリックする。
「……もしもし」
『ああ、秋川ちゃん。よかった電話が繋がって。どう、元気にしてる?』
朗らかだが心配しているような日川さんの声音。なにより久々に声を聞いたことが、良くも悪くも精神的な影響が大きい。まるで水面が波打つみたいに動揺のようなものが胸に広がる。
私が何も言わないでいると、彼は言葉を続けた。
『あの時から本当に来なくなっちまったから……麗子と心配してたんだ』
彼女が店に来ているなら私のことなんて心配しなくていいのに。それなら心配されず、一生電話がかかってこない方が良かった。
そんな言葉が脳裏に幾らでも思いつくのに、実際に口から出ることはない。

