恋愛に鈍いと言われる私でも、彼の言わんとしていることが今度は理解できた。
「それって……」
「優斗くん、ちょっと〜」店の奥から先ほどの女性の声が飛んだ。
「あ、呼ばれてる。じゃあ明日、十時にコインランドリーに! 無理だったら連絡して」
いつもより早口で言うと日川さんはさっさと店の奥へ向かう。私は暫くぼうっと彼の後ろ姿を眺めたあと、コインランドリーを出た。
店を出て数歩してから先ほど日川さんから貰ったペットボトルのキャップを開ける。緑茶の清々しい匂いが鼻腔につき、深く吸い込む。一口飲むと緑茶のさっぱりとした、だが程よい苦味の中に若干の甘みがある味が口内に広がり喉を流れていく。
お茶は元々好きだった。そしてこのペットボトルはなんの不思議もない普通の、どこにでもある緑茶だ。
だけど日川さんから貰ったペットボトルというだけで、なんだか特別に美味しい気がした。
恋愛に振り回されて気分が変わるのは格好悪い。浮つく気持ちなんてみっともない。
だけど今は嬉しさや幸せな気分が胸を満たし、勝手に頬がほころぶのを止められない。
ペットボトルのラベルを人さし指で撫でる。あとでキャップとラベルは保存して宝物にしようと、心の中で強く誓った。
「それって……」
「優斗くん、ちょっと〜」店の奥から先ほどの女性の声が飛んだ。
「あ、呼ばれてる。じゃあ明日、十時にコインランドリーに! 無理だったら連絡して」
いつもより早口で言うと日川さんはさっさと店の奥へ向かう。私は暫くぼうっと彼の後ろ姿を眺めたあと、コインランドリーを出た。
店を出て数歩してから先ほど日川さんから貰ったペットボトルのキャップを開ける。緑茶の清々しい匂いが鼻腔につき、深く吸い込む。一口飲むと緑茶のさっぱりとした、だが程よい苦味の中に若干の甘みがある味が口内に広がり喉を流れていく。
お茶は元々好きだった。そしてこのペットボトルはなんの不思議もない普通の、どこにでもある緑茶だ。
だけど日川さんから貰ったペットボトルというだけで、なんだか特別に美味しい気がした。
恋愛に振り回されて気分が変わるのは格好悪い。浮つく気持ちなんてみっともない。
だけど今は嬉しさや幸せな気分が胸を満たし、勝手に頬がほころぶのを止められない。
ペットボトルのラベルを人さし指で撫でる。あとでキャップとラベルは保存して宝物にしようと、心の中で強く誓った。

