【事案報告書 D-004】
報告日時: 2023年9月14日 午後8時05分
管轄: 東京都警視庁 世田谷警察署
報告者: 警部補 山本健一
事案種別: 未成年者行方不明事案(特異行方不明者)
事案概要
2023年9月14日午後6時40分、世田谷区成城3丁目12番地在住の医師、中村良一氏(48歳)より、長男・中村大輝くん(16歳)の行方不明について通報あり。
通報内容によれば、同日午後5時20分頃、警察官を名乗る男が自宅を訪問。「お宅の息子さんが万引きの疑いで保護されている。署まで同行してほしい」と告げられ、大輝くんは男と共に外出。その後、連絡が取れなくなった。
現場状況
中村宅を訪問した「警察官」は、警視庁の制服に酷似した服装をしていたという。警察手帳のようなものも提示されたが、中村氏は詳細を確認せず。
防犯カメラ映像を確認したところ、午後5時18分、警察官風の服装をした男(身長175センチ程度)が中村宅を訪問。2分後、大輝くんと共に徒歩で立ち去る様子が記録されている。
2人は約200メートル離れた路地に停めてあった黒色セダンに乗車。車両は午後5時25分に発進し、方向を変えて住宅街から姿を消した。
証言記録
証言者: 中村良一(父親)
「午後5時20分頃、インターホンが鳴りました。モニターを見ると、警察官の制服を着た男性が立っていました。
『世田谷警察署の者ですが、中村大輝さんはご在宅ですか』と言われて。何事かと思ってドアを開けたら、『息子さんが近くのコンビニで万引きをした疑いがあり、現在事情を聞いています。保護者の方の同席が必要なので、署まで来ていただけますか』と。
私はすぐに行くと言ったんですが、『いえ、未成年ご本人に直接確認したいことがあるので、まずご本人に同行していただければ』と言われて。
大輝は『俺、万引きなんかしてないよ』と言っていましたが、警察の方が『確認のためです』と言うので、一緒に行くことにしたんです。
その警察官は、警察手帳のようなものを見せました。ちゃんと確認すべきでしたが、制服を着ていたし、まさか偽物だとは思わなくて……
大輝が『すぐ帰るから』と言って出ていって。それから2時間経っても帰ってこない。電話しても出ない。
それで世田谷署に電話したら、『そのような事案はない』と言われて。真っ青になりました」
証言者: 中村由紀子(母親)
「大輝は真面目な子です。万引きなんて絶対にしません。それに、本当に警察なら、なぜ親も一緒に来てほしいと言わなかったのか。
あの男は最初から、大輝だけを連れ出すつもりだったんです。私たちを騙して……」
証言者: 坂本透(近隣住民、71歳)
「午後5時過ぎ、散歩から帰る途中で、警察官らしき人を見かけました。中村さんの家の前に立っていて。
ちゃんとした制服でしたよ。帽子も被ってたし。でも、今思えば、パトカーも来てなかったし、一人だけってのも変ですよね。
その後、中村さんちの息子さんと一緒に歩いていくのを見ました。息子さんは特に嫌がってる様子もなかったです。普通に歩いていました」
世田谷警察署への照会結果
同日午後5時台、成城地区での万引き事案、補導事案は一切なし。中村大輝くんの名前も記録に存在せず。
当署から警察官を中村宅に派遣した事実もなし。
制服については、「現行の警視庁制服とほぼ同一のものと思われるが、細部に若干の相違がある可能性」との鑑識結果。一般には入手困難だが、ネット通販等で類似品が販売されている事実も確認。
捜査経過
犯人は警察官を装い、巧妙に大輝くんを連れ出した。事前に中村家の家族構成、大輝くんの情報を入手していた可能性が高い。
使用された車両の追跡、防犯カメラ映像の解析を進めている。
本件については、警察を騙る悪質な犯行として重点的に捜査を継続する。
報告者: 山本健一(印)
報告日時: 2023年9月14日 午後8時05分
管轄: 東京都警視庁 世田谷警察署
報告者: 警部補 山本健一
事案種別: 未成年者行方不明事案(特異行方不明者)
事案概要
2023年9月14日午後6時40分、世田谷区成城3丁目12番地在住の医師、中村良一氏(48歳)より、長男・中村大輝くん(16歳)の行方不明について通報あり。
通報内容によれば、同日午後5時20分頃、警察官を名乗る男が自宅を訪問。「お宅の息子さんが万引きの疑いで保護されている。署まで同行してほしい」と告げられ、大輝くんは男と共に外出。その後、連絡が取れなくなった。
現場状況
中村宅を訪問した「警察官」は、警視庁の制服に酷似した服装をしていたという。警察手帳のようなものも提示されたが、中村氏は詳細を確認せず。
防犯カメラ映像を確認したところ、午後5時18分、警察官風の服装をした男(身長175センチ程度)が中村宅を訪問。2分後、大輝くんと共に徒歩で立ち去る様子が記録されている。
2人は約200メートル離れた路地に停めてあった黒色セダンに乗車。車両は午後5時25分に発進し、方向を変えて住宅街から姿を消した。
証言記録
証言者: 中村良一(父親)
「午後5時20分頃、インターホンが鳴りました。モニターを見ると、警察官の制服を着た男性が立っていました。
『世田谷警察署の者ですが、中村大輝さんはご在宅ですか』と言われて。何事かと思ってドアを開けたら、『息子さんが近くのコンビニで万引きをした疑いがあり、現在事情を聞いています。保護者の方の同席が必要なので、署まで来ていただけますか』と。
私はすぐに行くと言ったんですが、『いえ、未成年ご本人に直接確認したいことがあるので、まずご本人に同行していただければ』と言われて。
大輝は『俺、万引きなんかしてないよ』と言っていましたが、警察の方が『確認のためです』と言うので、一緒に行くことにしたんです。
その警察官は、警察手帳のようなものを見せました。ちゃんと確認すべきでしたが、制服を着ていたし、まさか偽物だとは思わなくて……
大輝が『すぐ帰るから』と言って出ていって。それから2時間経っても帰ってこない。電話しても出ない。
それで世田谷署に電話したら、『そのような事案はない』と言われて。真っ青になりました」
証言者: 中村由紀子(母親)
「大輝は真面目な子です。万引きなんて絶対にしません。それに、本当に警察なら、なぜ親も一緒に来てほしいと言わなかったのか。
あの男は最初から、大輝だけを連れ出すつもりだったんです。私たちを騙して……」
証言者: 坂本透(近隣住民、71歳)
「午後5時過ぎ、散歩から帰る途中で、警察官らしき人を見かけました。中村さんの家の前に立っていて。
ちゃんとした制服でしたよ。帽子も被ってたし。でも、今思えば、パトカーも来てなかったし、一人だけってのも変ですよね。
その後、中村さんちの息子さんと一緒に歩いていくのを見ました。息子さんは特に嫌がってる様子もなかったです。普通に歩いていました」
世田谷警察署への照会結果
同日午後5時台、成城地区での万引き事案、補導事案は一切なし。中村大輝くんの名前も記録に存在せず。
当署から警察官を中村宅に派遣した事実もなし。
制服については、「現行の警視庁制服とほぼ同一のものと思われるが、細部に若干の相違がある可能性」との鑑識結果。一般には入手困難だが、ネット通販等で類似品が販売されている事実も確認。
捜査経過
犯人は警察官を装い、巧妙に大輝くんを連れ出した。事前に中村家の家族構成、大輝くんの情報を入手していた可能性が高い。
使用された車両の追跡、防犯カメラ映像の解析を進めている。
本件については、警察を騙る悪質な犯行として重点的に捜査を継続する。
報告者: 山本健一(印)

