それからは月日が経つのがあっという間だった。
夏休み前の小テストを終えると、暑さは日に日に増していったが、空は快晴で気持ちのよいスカイブルーが連日広がった。
あれから優作と勇の関係は特になんの変化もなく、今までどおり仲のよい幼馴染という間柄のまま学校生活を送った。
お互い不思議な感覚だったと考えたことはあったが、それがどこからきた感情なのかは解らなかった。
夏休みに入って一ヶ月も経たない八月過ぎのある日。優作が家の自室で宿題をしていると、勇から電話がかかってきた。
『よう優作、明日の花火大会はいつもどおり来るのか?』
スマホから聞こえる勇の声は、いつもより低く感じ優作の心臓がドキンっと跳ね上がる。
動揺していることが知られたら、勇に心配かけさせてしまう。
優作はごくっと唾を呑み込むと、思わず大きな声で素早く返答した。
「もちろん行くよ。君が住んでいるマンションの屋上から見る花火は、毎年とても綺麗だからね」
『まあ毎年わざわざ花火を見に来る人間もいるくらいだからな。有名スポットになってるのかもな』
その後二人は、宿題はもう済ませたのかだとか、勇の部活の試合は勝ったのだとか他愛ない会話をして電話を切った。
夏休み前の小テストを終えると、暑さは日に日に増していったが、空は快晴で気持ちのよいスカイブルーが連日広がった。
あれから優作と勇の関係は特になんの変化もなく、今までどおり仲のよい幼馴染という間柄のまま学校生活を送った。
お互い不思議な感覚だったと考えたことはあったが、それがどこからきた感情なのかは解らなかった。
夏休みに入って一ヶ月も経たない八月過ぎのある日。優作が家の自室で宿題をしていると、勇から電話がかかってきた。
『よう優作、明日の花火大会はいつもどおり来るのか?』
スマホから聞こえる勇の声は、いつもより低く感じ優作の心臓がドキンっと跳ね上がる。
動揺していることが知られたら、勇に心配かけさせてしまう。
優作はごくっと唾を呑み込むと、思わず大きな声で素早く返答した。
「もちろん行くよ。君が住んでいるマンションの屋上から見る花火は、毎年とても綺麗だからね」
『まあ毎年わざわざ花火を見に来る人間もいるくらいだからな。有名スポットになってるのかもな』
その後二人は、宿題はもう済ませたのかだとか、勇の部活の試合は勝ったのだとか他愛ない会話をして電話を切った。
