弊誌掲載の「衝撃! 東南アジアの暗黒ビジネス」の取材でベトナムへ。
少女買春や臓器売買を扱うような記事。
我ながら時代遅れのゴシップ誌らしい企画だが、好評シリーズなので悪趣味な人間も多いのだと閉口する。
三流出版社の五流雑誌らしく、街のチンピラから話を聞いてお茶を濁すつもりだったが、予期せず【とんでもないもの】が釣れてしまった。
いずれ公開すれば話題になるかもしれない。
取材のメモを残しておく。
2025年10月25日
ハノイのホテルに到着する。なんだか暑い夜。

チンピラからガラの悪い話を2、3聞ければ、あとは遊んで帰れるとクラブへ繰り出すため繁華街へ。
と、大通りから一本外れた細い通りに、異様な看板を見つける。
白いロゴが描かれている。S字にゆるく湾曲した細長い影。その外縁を取り囲む棘のような細かい線。
身をくねらせる毛虫? のようなものを抽象化したかのような図形。
英語だけ読める。
Future hapiness with TEC company
何かの会社のよう。奇抜なロゴだ。
違和感を覚えて、ホテルに引き返し社名を検索する。
久しぶりにライター魂が刺激されたよう。
検索結果のいちばん上に、さきほどの社名と同じ文字列が現れる。
Future Hapiness with TEC company──公式サイト。
https://adjdwm.my.canva.site/toppagefuture-hapiness-with-tec-company
(リンクをコピーしてブラウザに貼り付けてください)
黒を基調としたトップページが立ち上がる。ここにも白い虫のようなロゴ。

右側のリンクをクリックすると、社員たちの集合写真が現れた。
柔らかな笑顔が並んでいる。モザイクではなく、顔をぐちゃぐちゃにしているのはなぜ?
端的に言って気持ち悪い。なんの会社? 宗教?


事業内容は「健康食品・サプリメントの販売」と「自己啓発セミナー」とある。
アレな企業の典型だ。
だが、もっと怪しまれないようにすることは容易だろう。
これでは、一目見ればヤバい企業であることが分かる。意図不明。本当に〇っている可能性あり。


社史のページを見る限り、日本がかかわっているようだ。
冒頭、「1906年8月16日」という日付がよく分からない。
検索するも大した出来事は起きておらず、出てきたのはK島という場所での殺人事件くらい。関係があるとは思えない。
ウミケムシなる生物をサプリメントに使用しているらしい。「Sâu biển」=「ウミケムシ」なのだろう。
が、どんなに調べても薬用成分などは確認できない。
いよいよヤバい会社かもしれない。

これがウミケムシという生き物。不気味。
気味悪い会社のロゴは、ウミケムシがモチーフ?
ベトナムでは信仰の対象なのか?


「社長からのメッセージ」
AIに翻訳をさせたから、語彙がおかしいのか?
「海の生き物」云々が特に意味不明。






「社員インタビュー」
背景に写っている人々も社員なのだろうか。皆囚われているようにも見える。


「商品紹介」
よく見ると写真の男がウミケムシと思しき物体を持っている。
かぶれたりしないのだろうか。 模型か? こんなものの模型があるのか?


「セミナー紹介」
テーマとされている「Soubien」=「そうびえん」という言葉だけうまく翻訳できていない。
「Soubien」と「Sâu biển」は同じものを指しているのか否か判別がつかない。
講師についてネットで調査を続けたところ、
「私の偉大なる曾祖父は、日本の離島へ留学をしていました。日本とは大きなご縁を感じています。私が手にした魔法の言葉と、科学の粋をあつめてつくり出したサプリメントを日本に届ける計画は、間もなく始動しようとしています。楽しみにお待ちください」
とのコメントが確認された。
経営者は、なぜか日本に販路を見出しているらしい。
宗教がらみの経営者が、薬用成分のないサプリメントを売りさばいているのであれば、とうぜん歓迎すべきではない。
が、日本に上陸してくれれば、それはそれで記事になる。
今後とも注視していきたい。
ひとまず、ベトナムの宗教に詳しい沼堂幼太郎という研究者がいるらしいので、メモを共有しながら情報を得ることにする。
返信の様子がおかしいので、少し不安。
まぁ学者なんて変人ばかりなのだろう。
少女買春や臓器売買を扱うような記事。
我ながら時代遅れのゴシップ誌らしい企画だが、好評シリーズなので悪趣味な人間も多いのだと閉口する。
三流出版社の五流雑誌らしく、街のチンピラから話を聞いてお茶を濁すつもりだったが、予期せず【とんでもないもの】が釣れてしまった。
いずれ公開すれば話題になるかもしれない。
取材のメモを残しておく。
2025年10月25日
ハノイのホテルに到着する。なんだか暑い夜。

チンピラからガラの悪い話を2、3聞ければ、あとは遊んで帰れるとクラブへ繰り出すため繁華街へ。
と、大通りから一本外れた細い通りに、異様な看板を見つける。
白いロゴが描かれている。S字にゆるく湾曲した細長い影。その外縁を取り囲む棘のような細かい線。
身をくねらせる毛虫? のようなものを抽象化したかのような図形。
英語だけ読める。
Future hapiness with TEC company
何かの会社のよう。奇抜なロゴだ。
違和感を覚えて、ホテルに引き返し社名を検索する。
久しぶりにライター魂が刺激されたよう。
検索結果のいちばん上に、さきほどの社名と同じ文字列が現れる。
Future Hapiness with TEC company──公式サイト。
https://adjdwm.my.canva.site/toppagefuture-hapiness-with-tec-company
(リンクをコピーしてブラウザに貼り付けてください)
黒を基調としたトップページが立ち上がる。ここにも白い虫のようなロゴ。

右側のリンクをクリックすると、社員たちの集合写真が現れた。
柔らかな笑顔が並んでいる。モザイクではなく、顔をぐちゃぐちゃにしているのはなぜ?
端的に言って気持ち悪い。なんの会社? 宗教?


事業内容は「健康食品・サプリメントの販売」と「自己啓発セミナー」とある。
アレな企業の典型だ。
だが、もっと怪しまれないようにすることは容易だろう。
これでは、一目見ればヤバい企業であることが分かる。意図不明。本当に〇っている可能性あり。


社史のページを見る限り、日本がかかわっているようだ。
冒頭、「1906年8月16日」という日付がよく分からない。
検索するも大した出来事は起きておらず、出てきたのはK島という場所での殺人事件くらい。関係があるとは思えない。
ウミケムシなる生物をサプリメントに使用しているらしい。「Sâu biển」=「ウミケムシ」なのだろう。
が、どんなに調べても薬用成分などは確認できない。
いよいよヤバい会社かもしれない。

これがウミケムシという生き物。不気味。
気味悪い会社のロゴは、ウミケムシがモチーフ?
ベトナムでは信仰の対象なのか?


「社長からのメッセージ」
AIに翻訳をさせたから、語彙がおかしいのか?
「海の生き物」云々が特に意味不明。






「社員インタビュー」
背景に写っている人々も社員なのだろうか。皆囚われているようにも見える。


「商品紹介」
よく見ると写真の男がウミケムシと思しき物体を持っている。
かぶれたりしないのだろうか。 模型か? こんなものの模型があるのか?


「セミナー紹介」
テーマとされている「Soubien」=「そうびえん」という言葉だけうまく翻訳できていない。
「Soubien」と「Sâu biển」は同じものを指しているのか否か判別がつかない。
講師についてネットで調査を続けたところ、
「私の偉大なる曾祖父は、日本の離島へ留学をしていました。日本とは大きなご縁を感じています。私が手にした魔法の言葉と、科学の粋をあつめてつくり出したサプリメントを日本に届ける計画は、間もなく始動しようとしています。楽しみにお待ちください」
とのコメントが確認された。
経営者は、なぜか日本に販路を見出しているらしい。
宗教がらみの経営者が、薬用成分のないサプリメントを売りさばいているのであれば、とうぜん歓迎すべきではない。
が、日本に上陸してくれれば、それはそれで記事になる。
今後とも注視していきたい。
ひとまず、ベトナムの宗教に詳しい沼堂幼太郎という研究者がいるらしいので、メモを共有しながら情報を得ることにする。
返信の様子がおかしいので、少し不安。
まぁ学者なんて変人ばかりなのだろう。


