「地球奪還ログ:ERROR」

物体が発見されてから数年が経ち、世界中の科学者たちがその解析に取り組んでいた。

最初に物体が発見されたとき、人々や科学者はそれがただの「物体」に過ぎないと考えていた。

しかし、異常な性質が明らかになるにつれ、物体の正体は次第に謎に包まれ、科学者でさえ、その全容を理解できないままだった。

物体は金属のようでもあり、石のようでもあり、表面は滑らかで不思議な模様が浮かんでいた。

一度触れると微細な振動を感じ、近づくと温度がわずかに変動する。

どれだけ解析しても、どの科学技術を使っても、その物体の正体を突き止めることはできなかった。

一部の研究者は、その物体が単なる自然の産物ではなく、人工物であることを確信していた。

しかし、それが何を目的として作られたものなのか、誰の手によって作られたものなのかは、誰もわからなかった。

その後、物体を細かく分析した結果、驚くべき事実が明らかになる。

物体の表面に微細な痕跡が残されていた。

それはまるで、一度も地球に存在したことがないような形状の模様であり、地球上で確認されたことのない金属成分が含まれていた。

さらに調査を進めると、物体の内部にはまるで無限のエネルギーを発生させる仕組みがあるかのような証拠が見つかる。

そのエネルギーは、どんな動力源とも異なる性質を持ち、物体が周囲の環境と相互作用していることがわかった。

しかし、それがどのように機能するのかは、誰も理解できなかった。

研究者たちは、次第にその物体が地球外から来たものである可能性を強く疑うようになる。

だが、実際にその物体がどこから来たのか、それが何のために存在するのかという根本的な質問には、
誰も答えることができなかった。

物体は、まるで存在自体が謎であり、解くべきパズルのように感じられた。

その後、物体の調査に関わった専門のチームが結成され、科学者たちは日々新たな発見を報告し合うことになった。

ある日、チームのリーダーであるジェームス博士が、物体の中に微弱な信号をキャッチした。

それは、どうやら特定のパターンを持った電磁波であり、地球上のどんな通信システムとも一致しなかった。

ジェームス博士はその信号を「呼びかけ」と捉え、それが何かのメッセージである可能性を考え始める。

しかし、メッセージを解読するための手がかりは一切なかった。

科学者たちはその信号を何度も分析したが、結局、その正体は掴めなかった。

だが、それが異星文明からのものだと信じる者たちは次第に増え、物体に関する理論もどんどん複雑化していった。