見ているだけの恋、のはずたった。

高校2年生になって早3週間。教室ではクラスメートによる近づいてきた大型連休の予定を楽しそうに話す声が飛び交っている。そんな中、僕藤浪透(ふじなみとおる)はと言うと今日もまた電車で見掛ける少年に思い耽て(おもいふけて)いるのであった。
『でさ〜、って、透話聞いてる?』
『分かった!透、お腹すいてんでしょ?僕の大好きなハニーチュロス味のポテチ一枚あげる〜』