「何ですか?」
珊瑚が首をかしげると、海神皇はクスリと笑った。
「いや、良い食べっぷりだ」
「す、すみません。つい、美味しくて……」
珊瑚が赤くなってうつむいていると海神皇は首を横に振る。
「いや、良い。俺の前だと遠慮して食わぬ女が多いが、たくさん食べてくれた方が俺も気持ちがいい」
そうして二人、朝ご飯を食べ終えて談笑していると、部屋の戸が遠慮がちに鳴らされた。
「海神皇様、いらっしゃいますか? そろそろ会議のお時間ですよ」
亀助の呼ぶ声。
「ああ、今行く。珊瑚、何か困ったことがあったら紐を引いて亀助を呼ぶのだぞ」
そう言って、海神皇は部屋を出た。
「はい、分かりました。行ってらっしゃいませ」
珊瑚は頭を下げて海神皇を見送った。
珊瑚は、仕事に行く海神皇を見送ったあと、ひとりぽつんと部屋に残された。
(これからどうしよう……)
浜にいた頃は、海水には触れられなかったけど、料理や子守り、掃除に洗濯、買い出し、畑仕事まで、やることはたくさんあった。
だけど――。
(海神皇様の妻って、いったい何をすればいいんだろう)
珊瑚が首をかしげると、海神皇はクスリと笑った。
「いや、良い食べっぷりだ」
「す、すみません。つい、美味しくて……」
珊瑚が赤くなってうつむいていると海神皇は首を横に振る。
「いや、良い。俺の前だと遠慮して食わぬ女が多いが、たくさん食べてくれた方が俺も気持ちがいい」
そうして二人、朝ご飯を食べ終えて談笑していると、部屋の戸が遠慮がちに鳴らされた。
「海神皇様、いらっしゃいますか? そろそろ会議のお時間ですよ」
亀助の呼ぶ声。
「ああ、今行く。珊瑚、何か困ったことがあったら紐を引いて亀助を呼ぶのだぞ」
そう言って、海神皇は部屋を出た。
「はい、分かりました。行ってらっしゃいませ」
珊瑚は頭を下げて海神皇を見送った。
珊瑚は、仕事に行く海神皇を見送ったあと、ひとりぽつんと部屋に残された。
(これからどうしよう……)
浜にいた頃は、海水には触れられなかったけど、料理や子守り、掃除に洗濯、買い出し、畑仕事まで、やることはたくさんあった。
だけど――。
(海神皇様の妻って、いったい何をすればいいんだろう)



