ねーちゃん?と同居

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 ねーちゃんとの同居も一週間が経った。
 ねーちゃんは明らかに焦っていた。当然だと思う。
 俺もこのままねーちゃんが死んでしまったらと思うと怖くなる。
 夜、俺はねーちゃんに見つからないようにベッドの上でため息をついた。

 そのとき。

 カシャンとガラスが割れるような音がした。
 気のせいでは、ない。
 そして人が入ってくる気配。

 ねーちゃんが、
「和希、気付かないふりするのよ」
 と切羽詰まった声で言った。

 でも俺は。その誰かが明らかに俺の金を盗もうとしているのが分かって、ガバリと起きた。そして、入ってきた誰かの腕を掴んだ。

「!」

 どうやら男のようだった。男は俺の腕を振り払おうとするが俺は離さなかった。

「駄目よ! 和希! 離れて! そいつナイフを持ってるわ!!」
 ねーちゃんの悲鳴が響き、次の瞬間、俺はわき腹に熱い痛みを感じた。
「うっ!」
 俺が腕を離すと、男は窓から逃げていった。

「和希!!」

 痛いなんてもんじゃない。意識が朦朧とする。
 わき腹をおさえると、生暖かい赤黒い液体が手についた。
 まずい気がする。痛いのに眠いような。

「和希! ダメよ! 救急車呼んで!」

 そんなこと言われても……。
 俺は意識を手放した。

「和希!! 和希!!!」

 ねーちゃんの泣きそうな声が聞こえた気がした。