ニュースには、女性初の総理大臣が映っていた。
あーちゃんは、なぜか彼女の名前を知っている。
「小野総理」
「そうだね。小野さんだね」
「なにしてるの?」
「うーん……偉い人だよ」
「えらい人?」
「そう。偉い人」
すると、あーちゃんは画面をじっと見つめたあと、
ぱっと目を見開いた。
「あーちゃんと一緒じゃん!」
思いがけない言葉に、こちらが驚く。
「え? あーちゃん、偉い人なの?」
「あーちゃん、えらいよ」
「偉いの?」
「おとうさんも、おかあさんも、あーちゃん、えらいって言う」
確かに。
靴を自分で履けたとき、
お片づけができたとき、
「えらいね」と、何度も言ってきた。
「そうだね。あーちゃん、えらいもんね」
少し考えてから、続ける。
「小野総理と一緒だね」
あーちゃんは、誇らしげに胸を張る。
「あーちゃんは、家の総理だね」
あーちゃんは、なぜか彼女の名前を知っている。
「小野総理」
「そうだね。小野さんだね」
「なにしてるの?」
「うーん……偉い人だよ」
「えらい人?」
「そう。偉い人」
すると、あーちゃんは画面をじっと見つめたあと、
ぱっと目を見開いた。
「あーちゃんと一緒じゃん!」
思いがけない言葉に、こちらが驚く。
「え? あーちゃん、偉い人なの?」
「あーちゃん、えらいよ」
「偉いの?」
「おとうさんも、おかあさんも、あーちゃん、えらいって言う」
確かに。
靴を自分で履けたとき、
お片づけができたとき、
「えらいね」と、何度も言ってきた。
「そうだね。あーちゃん、えらいもんね」
少し考えてから、続ける。
「小野総理と一緒だね」
あーちゃんは、誇らしげに胸を張る。
「あーちゃんは、家の総理だね」

