恋といえばあれとそれとこれ。

私のクラスにはイケメンがいる。
誰よりもかっこよくて、イケメンな人が。
その人にあったら絶対に恋の落ちると噂だ。
(まぁ、私は落ちないけどね)
紙をかきあげながら思う。だって、私はイケメンの興味ないからだ。
誰がイケメンだろうがなんだろうが関係ない。それが私の思考だ。
すると、イケメンがこちらに近づいてきた。
(なんだろ……)
好きではないが、身構えてしまう。何を言われるか、わからないからだ。
「お前って…、俺のこと嫌いなの?」
へ?
唐突に聞かれた質問に私は固まってしまう。嫌いではないけど、好きでもない……?
うん?
私は自分の気持ちがわからなくて、混乱する。
「いつもこっちを睨みつけるように見てるから、なんかしたんかなぁって…」
そう言われて、私は原因が私自身であることを自覚する。
(ごめんなさい…)
心の中で謝りまくる。実際に伝えるのには、結構勇気がいる。私にはその勇気がないので、伝えられない。
「まぁ、嫌われてても、好きにさせる」
彼が誰にも聞こえないようにぼそっと呟いたその一言。
私にはバッチリ聞こえてしまっている。
(好きにさせるって…何?!)
私はそこで少しどきっとしてしまった。
(っ私は彼に落ちないんだってば!)
本当は落ちているのかもしれない。