「私ねぇ、アイドルになりたいの!」
小さい頃、そう言っている幼馴染がいた。
毎日笑顔で笑いかけてくれて、一緒に話すのが楽しくて。
10年後、彼女は本当にアイドルになった。
今は画面の向こうのはるか遠い人。
いくら幼馴染だからって簡単に話せる人ではなくなった。
「はぁ……」
言うこと言っとけばよかったんだなぁと今更ながら後悔する。
後悔しても、もう遅いが。
もう手の届かない存在なのだから。
すると、ピンポーンと玄関のチャイムが鳴る。
俺は玄関まで走る。
「はい…」
扉を開けるとそこには画面に映っていた幼馴染がいた。
「え…?」
「好き!」
突然家に押し入るなり、そう言った彼女。顔は真っ赤だ。
「アイドルになって、あんたに言いたいことあったのに言えなかったから…。言わないで会わないのも嫌だから、言いに来た」
うるうると瞳を潤ませながらそう言う彼女。
俺はぷはっと吹き出す。
「俺もおんなじこと思ってたんだよ」
「え…てことは…」
「そ。俺も好きなんだ」
ついに言ってしまった。彼女は泣いていた。俺はそっと抱きしめる。
たった今、彼女は手の届かない存在ではなくなった。ひどく愛おしい、大好きな存在になった。
小さい頃、そう言っている幼馴染がいた。
毎日笑顔で笑いかけてくれて、一緒に話すのが楽しくて。
10年後、彼女は本当にアイドルになった。
今は画面の向こうのはるか遠い人。
いくら幼馴染だからって簡単に話せる人ではなくなった。
「はぁ……」
言うこと言っとけばよかったんだなぁと今更ながら後悔する。
後悔しても、もう遅いが。
もう手の届かない存在なのだから。
すると、ピンポーンと玄関のチャイムが鳴る。
俺は玄関まで走る。
「はい…」
扉を開けるとそこには画面に映っていた幼馴染がいた。
「え…?」
「好き!」
突然家に押し入るなり、そう言った彼女。顔は真っ赤だ。
「アイドルになって、あんたに言いたいことあったのに言えなかったから…。言わないで会わないのも嫌だから、言いに来た」
うるうると瞳を潤ませながらそう言う彼女。
俺はぷはっと吹き出す。
「俺もおんなじこと思ってたんだよ」
「え…てことは…」
「そ。俺も好きなんだ」
ついに言ってしまった。彼女は泣いていた。俺はそっと抱きしめる。
たった今、彼女は手の届かない存在ではなくなった。ひどく愛おしい、大好きな存在になった。



