恋といえばあれとそれとこれ。

「あっ」
下駄箱を開けると、封筒が一つ入っていた。
こんなところに入っている封筒なんて見たことない。
(誰からだろ…)
私はおそるおそる封筒を開く。そこには宛名の記載はなく、ただただ「屋上に来て」と書いてあった。
私は、その文を読んでおかしいと思いつつも、屋上へ行く。
そこには同じクラスの男の子がいた。
「あ…」
私がぼそっと声を出すと、彼は、バッとこっちをみる。
「あ…」
気まずい空気が流れる。私はパッとそっぽを向く。
「…好きなんだ」
そう言われた。私は彼のことをあまり知らないし、仲良くもない。なのに好きと言われた。
「……どんなとこが好きなの?」
私はついそう聞いてしまった。好きでもないのに。
「…優しくて明るいとこ」
そう言われた。私はその答えにブワッと顔が赤くなる。
(あ…れ?!好きじゃないはず…)
すると彼は私の心境を察したのか、ふっと笑って、
「返事は今度でいいよ?」
そう言ってくれた。私はその優しさにまたドキッとしてしまう。
「ありがとう!」
私は泣き笑いでそう返した。