可愛がってた幼馴染がかっこよくなって帰ってきました

放課後になり一緒に颯太と帰る。
「なぁ、颯太。公園寄っていかない?」
唐突な誘い方だとは分かっているがそれしか思いつかなかった。
「いいよ。」
と颯太が同意をしてくれ公園へ行った。
静かにブランコに座る
「公園、懐かしいね。」
「そうだね。」
「それでなんで急に公園?話したいことでもあるの?」
感がいいな。いや誘い方が分かりやすいか。
「あのさ、俺、」
「うん。」
颯太は静かに聞いてくれる。
「颯太の恋、応援できないや。」
沈黙が流れる。
「俺、颯太のこと好きになっちゃったんだ…、」
驚いたような表情で俺を見つめてくる。
「俺、最初は応援してた、けど颯太のこと好きって気づいちゃって。嫌だよな、颯太と友達だったのに急に好きとか言われて戸惑うのも分かる。好きな人がいるのもわかってる。だけど、颯太のこと好きなんだよ。フラれるの前提で言ってるから俺の気持ちとか気にせずに颯太の思ってること言ってくれていい。伝えたいから言っただけだから…」
長々と話しすぎた、と反省しつつ、どんな言葉が返ってくるのか分からず顔を見れない。
沈黙が続き、言わなきゃ良かったかもと後悔し始めたとき
「本当に言ってるの?」
「…本当だよ。」
「本気で俺の事好きなの?いつから?」
「昨日の放課後辺り、」
今思うと行動力は早いと思うけど言わないと誰かに取られるかも、と思ったんだ。
「それで、返事は?」
「俺も優斗くんのこと好きだよ。」
「え、好きな人って、」
「優斗くんのことだよ、しかも小さい時からずっと好きだった。」
「ちょ、ちょっと待って。」
颯太は俺のことが好きで、しかも小さい時から!?頭がパンクしそう、
「俺から言わせて」
とブランコから降り、手を掴んできた。
「俺と付き合ってくれる?」
フラれると思ってた、キモがられたり距離置かれたりされると思ってたのに、こんな展開になると思ってなかったから涙が自然と出る。
「え、嫌だった!?」
「違う、嬉し涙だからっ、」
「じゃあ答えは?」
一択しかないじゃん
「はいっ、」
「ふふっ、小さい時は俺が泣き虫だったのに今は優斗くんが泣き虫だね。」
「確かに、」
「優斗くん。」
名前を呼ばれ顔を上げると夕日に照らされた颯太が立っている。
「なぁに、?」
静かな公園にチュッとリップ音が響く。
「優斗くん大好き。」
ニコッと微笑む
「俺も。」
タイミングよくそよ風が吹き歓迎してくれているように感じた。
「帰ろうか。」
「うん。」
そう言って公園を後にした。