僕と幼馴染のままならない関係



 「亮クンに一目惚れしちゃった。んふっ」

 「駆流!!!」

 「いいじゃん~~誰のものでもないんだから。僕のことも意識してくれると嬉しいなぁ」

 「え……え?……」


 突然の告白に頭が全くついてこない。

 結人が駆流クンに何か言ってる。

 でも僕の頭の中は初めて男子に告白されたことによる混乱で、思考回路が停止してしまったのだった。

 ~・~・~・~・~

 自宅に帰る道のりも結人の背中におんぶされる形になり、心地よい揺れに身を委ねながら、さっきのことを思い出していた。

 あれは告白、なのかな……あまりにもあっさりしてたから、よく分からなくてますます混乱してしまう。

 明日からどうやって接すればいいんだろう。


 「おい、駆流のことだけど」
 
 「え?!」


 まるで思考を見透かされたような気がして、声が上ずってしまう。


 「アイツはだいたいいつもあんな感じだから、あまり考え過ぎんな」

 「そうなの?」

 「ああ」

 「そっかー、そうなんだ…………ありがとう」


 結人の言葉に少し落ち着きを取り戻していく。

 付き合いが長い友人がそう言うんだから、あまり気にしない方がいいのかな。

 男子に嫌われることはあっても、あんな風にストレートに好意を向けられるのは初めてだ。

 嬉しい気持ちもある反面、対応に困っていたので、結人の言葉は正直ありがたかった。

 そんな話をしているうちに僕の自宅前に着き、結人がインターフォンを押すと、玄関から母さんが飛び出してくる。