駆流クンではなく僕の登場に心底驚いている結人の顔を見ると、なんだか申し訳ない気持ちになってしまう。
それと同時にコンビニの制服姿を間近で見る事が出来て、喜んでいる自分がいた。
仕事する姿ってやっぱりカッコいいな。
大人な感じがする。
自分の幼馴染が誰よりもカッコいい気がして、誇らしい気持ちになった。
「結人が全然学校来ないから、君の為に(愛しの)亮クン連れて来てきてあげたんだよ~~」
「おい!!」
駆流クンが結人のために僕を連れて来たとか、よく分からない事を言っている。
僕が見たかったから来たはずなんだけど……?
そしてなんだか結人と駆流クンのやり取りが、雲行きが怪しくなってきたような気がする。
僕はピリピリした空気を何とかする為に、この場を一旦辞する事を決めて結人に声をかけたのだった。
「ねぇ、バイト何時まで?」
「あ゙?……もうすぐ終わる」
「じゃあ、一緒に帰ろうよ。家も近いんだし」
僕の提案に駆流クンも同意してくれる。
「それいいね!僕も一緒に帰ろう~~じゃあ裏で待ってるね」
「ちょ……っお前ら……!」
「じゃね~~」
駆流クンは有無を言わさない様子で僕の腕を引き、店の中から出ていったのだった。
ふり返ると、結人はこちらを睨みながら立ち尽くしている。
「同意を得ないで勝手に約束して大丈夫だったかな」
「固いな~~大丈夫だよ。どうせ嬉しいんだから」
「……そうなの?」
「分かってないなぁ。とにかく裏の従業員出入口で待ってよう」
