翌日、その次の日も結人は学校へは来ていなかった。
仲良くなりたいという焦りというより、彼と話せない事が寂しいと思う自分がいる。
中学時代はまったく顔を見られない生活を送っていたのが嘘のようだ。
今日も今日とて結人がバイトする姿を向かいのビルの陰からこっそり見守る日々だった。
「ねぇ~~もう店の中に入ろうよ」
僕と一緒に来た駆流クンが、しびれを切らしたように声を上げる。
雫は塾だし、真司は部活なのでここには駆流クンと僕しかいない。
「でも仕事の邪魔をするのは嫌だから」
「も~~そんなの気にして声かけないとか信じられない!学校では構わず声かけてくるじゃん」
「学校とバイトは違うよ!」
「はいはい、じゃあ行こうね~~」
「え?えぇ?!」
駆流クンが僕の腕をガッチリ掴んで引っ張りながら、結人のバイト先へと向かっていく。
腕の力が強くて振りほどけない……!
結局連れて行かれるままコンビニの前に着いてしまう。
「来ちゃった……どうしようっ!入っていいの?!」
「普通に客として入ればいいじゃん。ほら、行こう」
引っ張られるまま中へ入ると、レジ近くの陳列棚で品出しをしている結人がいた。
「ぃらっしゃいま――っ?!なっ、お前ら……!!」
「やほ~~元気そうじゃん」
「お、お疲れ様、結人」
