という母さんとの約束だったから。
母さんも親友を亡くし、その為に息子の僕が医療の道に進みたいと言い出したから、いばらの道に進もうとする僕の覚悟を感じたかったのかもしれない。
この話は結人にするつもりはないけれど、昔のようにとは言わなくとも、何とか距離を縮められたらなぁ。
「結人のこと考えてるよね?」
「え?!いや、その……」
「亮クンって、結人のこと好き過ぎ」
「「?!」」
突然駆流クンに恥ずかしいことを言われ、顔に熱が集まり固まってしまう。
そりゃ好きだから昔みたいに話せたらなとは思ってるけど、あくまで友達としてだし、友達のことを好きだとかそうじゃないとか考えたことがなくて動揺してしまう。
言葉を返せずにいる僕の後ろから真司の腕が伸びてきて、目隠しされるかのように彼の腕の中におさまった。
「真司?」
「亮、そろそろ帰ろう。遅くなるし」
「え、でも……」
もう少し結人の姿を見ていたい、あわよくば客としてコンビニの中に入ってみたい。
そう思っていたけれど、雫が乙春2のイベントが始まると騒ぎ始めたので帰ろうという流れになった。
乙女ゲームは大好きだし僕もイベントは楽しみにしていた……でも今日は乙女ゲームどころじゃなくて。
そんな自分の気持ちに戸惑いつつも、明日は学校で会えるといいなと思いながら皆と帰途に着いたのだった。
