俺がコイツの家に入り浸っていた時も楽しそうだった事を思い出す。
まぁそれでも家庭の事情などをどうにかしようとはしてこなかったので、それなりに居心地は良かったが。
幼馴染との事で何かしようとするなら、話は変わってくる。
「お前がそういう事を面白がる性格なのは分かってるが、アイツに何かしようとしたらタダじゃおかねー……」
「おぉ、こわっ!僕が結人とまともにやり合うわけないじゃーん!そんなに睨まないでよ~~」
「…………チッ」
亮とは関わりたくないし、俺と関わって危険な目に遭わせたいわけでもない。
俺が近くにいると駆流がちょっかい出しそうだな。
長年つるんでいてものらりくらりしているコイツの行動は予測つかないし、もしかしたら男も範疇なのか?
ひとまずバイトを沢山入れて、学校に行く頻度を減らせば亮とも会わなくて済むし、駆流も落ち着いてくるだろう。
しかしこの安易な考えが亮を危険な目に遭わせるなんて、この時の俺は予想もしていなかった。
