「綺麗だからいいんじゃないか」
「へ?」
「白いなって言ったのは綺麗だから言ったんだし」
「そ、そうなんだ」
「ああ」
間宮君の表情は変わらないけど、どうやら良い意味で言ってくれていたらしく、彼の言葉に顔が緩んでしまう。
「へへっ。ありがとう」
「俺、亮の事永遠に推すわ」
「え、なんで?!」
幸せ過ぎて2人にお礼を言うと、雫がよく分からない事を言い、間宮君が吹き出した。
間宮君の笑った顔、初めて見たかも。
この学校を選んで本当に良かったかも。
そんな事を思いながら、内科検診の為に教室を後にしたのだった。
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男子が体育館、女子は多目的室で一斉に行われる内科検診。
全クラスの男子全員がズラリと並んでいて、物凄い人数が集まっていた。
この高校は各学年10組まであるから、この中に結人もいるはず……なんだかんだ言ってこういうのに参加しているんだよね。
こういう行事がない日は休んでいるのかもしれないけど。
クラスが違うのでさすがに毎日顔を見る事も出来ず、学食で会わない日は休んでいるのだろうか。
身長、体重を計測し終えて問診を終えると、先生方に速やかに教室へと戻るように促されるので、僕と雫と間宮君はクラスへと戻るべく階段を上っていた。
すると上級生が内科検診の為に下りてきている事に気付かず、肩がぶつかった衝撃で足元がグラついてしまう。
